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「FMV Keyboard X」登場。静音磁気スイッチ搭載、ギリギリまでコンパクトに

FMV Keyboard X(オールホワイト)

 富士通クライアントコンピューティング(FCCL)は、磁気スイッチを採用した静音コンパクトキーボード「FMV Keyboard X」を発表した。4月8日11時から6月12日23時59分の期間でクラウドファンディングを実施し、
例として先着100名の23%オフコースの場合、製品入手に必要な出資額は2万2,870円。出荷は9月中旬を予定している。また、直販での一般販売も計画しており、価格は2万9,700円。

 FMV Keyboard Xは、静音設計の磁気スイッチを採用したコンパクトなキーボード。日本のノートPCユーザーに向けた最高クラスのキーボードとして開発し、思考速度に入力が追いつく製品だとうたっている。カラーはオールホワイトとオールブラックの2色を用意する。

 アクセサリ製品の新たなブランドコンセプト「Lifetime Comfort」の下、省スペース、時短/効率、使いやすさを追求。キートップの端とほぼ同じぐらいまで筐体を小型化しているほか、キー配列には同社のノートPC「FMV Note U」と同様のもの(日本語配列のみ)を採用。カーソルキーを独立した配置とするなど、細部までこだわって設計したという。

キー配列はFMV Note Uと同様の日本語配列
オールブラック
こだわったポイントの1つだというカーソルキー
カーソルキー部分はスイッチの向きを90度変えて配置するなど、工夫が施されている
キートップの端とほぼ同じぐらいまで筐体が小型化されており、できる限りの省スペース化が図られている

 リニア特性のキースイッチには物理的な接点のない磁気式を採用。キーを打ち抜いたときの底付き音や、キーが戻ってくるときの音を軽減したカスタマイズ品を搭載している。加えてガスケットマウント構造により高い静音性を実現した。ゲーミングに向けた製品ではないものの、ラピッドトリガーやNキーロールオーバーといった機能にも対応している。キーストロークは3mm。

 また、FMVキーボードマイスターが監修した3種類のアクチュエーションプリセットを用意。FMVノートPCと同様の押し圧感を再現したというオススメに加え、深めで確実な入力をしたい人向けのハード、浅めで軽く素早く入力したい人向けのライトから選択できる。なお、さまざまな設定を変更できるWindows向けユーティリティも提供予定だという。

 接続はUSB Type-C有線、2.4GHz無線、Bluetooth。クラウドファンディングでは、USBケーブル、USBレシーバに加え、グレーの交換用キーキャップが付属し、同梱の引き抜き工具を使って好みにあわせて交換することもできる。

手前側
側面
背面
USB Type-Cポートは左奥
電源スイッチは右奥
クラウドファンディングで付属するグレーのキーキャップ
発表会会場では開発中の試作機も展示されていた
キーボードバックライトはRGB対応で、色も変更できるようになる予定とのこと
チルトスタンドも備える(調整は展開/収納の2段階のみ)

FMVならではのこだわりを詰め込んだキーボードに

藤川英之氏
矢崎飛鳥氏

 新製品発表会では、同社プロダクトマネジメント本部ペリフェラル統括部開発部部長でキーボードマイスターの藤川英之氏による製品紹介のほか、テック・インフルエンサーの矢崎飛鳥氏との対談も行なわれた。

 静音化について藤川氏は、磁気スイッチで静音性に優れるものが見つからず大変で、カスタマイズにおいてはいかに底付きしたときと戻るときの音を抑えるかを考えたという。省スペース化に際しては、スイッチの構造上難しい部分はあるものの、基板を上手く詰めるなどしながら実現したと述べた。

 カーソルキー部分はほかのレイアウトも候補に挙がったが、結果的には使いやすさを重視し、FMV Note Uと同様のものを採用。キートップも、キーの隙間をいろいろなパターンで試したり、指が滑りすぎない塗料を選定したりとこだわったとのことだった。

 また、AI時代におけるLifetime Comfortという意味では、最近はやりのバイブコーディングなどにおいても、正しいプロンプトでAIとやり取りするという点で、タイピングや文字入力は欠かせないと考えていると語った。

3Dプリンタを使った試作の様子
カーソルキーのレイアウトはさまざまなパターンを検討したという