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Micron、AI需要ひっ迫で消費者向けSSD/メモリ事業撤退。Crucialブランド終了

 Micron Technologyは12月3日(米国時間)、世界中の主要小売店、EC販売業者、販売代理店において、一般消費者向けブランドCrucial製品の販売から撤退すると発表した。

 2026年2月末まではCrucial製品の出荷を継続し、移行期間中はパートナー企業やユーザーと緊密に連携し、保証サービスおよびサポートを継続する。一方で企業ユーザー向けのMicronブランドのエンタープライズ製品の販売は継続する。

 同社エグゼクティブバイスプレジデント兼最高事業責任者であるスミット・サダナ氏は、「AIによりメモリとストレージの需要が急増し、この成長が著しいセグメントにおける大規模かつ戦略的なユーザーへの供給とサポートを強化するために、一般消費者向け事業から撤退するという苦渋の決断を下した」と述べている。

 これによりCrucialブランドは29年の歴史に幕を閉じることになる。なお、同社はこの決定による従業員への影響を軽減するため、社内の配置転換を行なう意向を示している。