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Grok 4.1公開。賢さそのままに実用性向上

 xAIは、新型AIモデル「Grok 4.1」を公開した。X(旧Twitter)、Web版Grok、およびiOS/Android版アプリで、すべてのユーザーに提供を開始している。自動モードですでに利用できるほか、Grok 4.1を明示的に選択することもできる。

 Grok 4.1では、従来モデルの持つ知性や信頼性を維持しつつ、創造性や感情表現、協力的な対話の能力を引き上げ、実用性を大幅に向上。Grok 4でも用いた大規模強化学習インフラと、エージェント推論モデルを報酬モデルとして使用する新たな手法により、モデルのスタイルやパーソナリティ、有用性、アライメントを最適化したという。

 xAIでは、11月1日から14日にかけて事前ビルド版のGrok 4.1を使った本番環境でのテストを実施。これによれば、従来モデルと比べてGrok 4.1の方が64.78%ユーザーに好まれる結果になったという。また、LMArena Text LeaderboardではGrok 4.1 Thinkingが1位、Grok 4.1が2位となるなど、各種ベンチマークでも優れたスコアを獲得。ハルシネーションも従来モデルから低減したと説明している。