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Googleドライブの共有、有効期限の設定が簡単に

共有ドライブのファイル共有時、有効期限の追加が可能

 Googleは、Googleドライブの共有ドライブに保存されたファイルやフォルダに対し、共有ダイアログから直接、アクセス権限の有効期限を設定できる機能を追加した。

 有効期限の設定はこれまでGoogle Drive API経由でのみ利用可能だったが、WebおよびAndroidのUIから直接設定できるようになった(iPhoneは非対応)。これにより、一時的な共同編集者へのファイル共有や、閲覧者へのフォルダ共有に対し、アクセス権の自動失効を簡単に設定できる。ファイルは共有時に、フォルダは「閲覧者」と共有時に選択肢が表示され、有効期限を適用可能だ。

共有ドライブのフォルダでは、「閲覧者」について有効期限を設定できる

 また、マイドライブにおけるアクセス権限の期限切れ時の動作も変更された。従来は、親フォルダの閲覧権限のみを持つユーザーに内部ファイルの編集権限を一時的に付与した場合、編集権限の期限が切れるとファイルへの全アクセス権が失われていた。

 新しい動作では、編集権限の期限が切れると、親フォルダに設定されている権限(この場合は閲覧者)が与えられ、ファイルへのアクセス権を完全に失うことはなくなる。この変更により、共有ドライブの動作と一貫性が保たれる。

ファイルの共有権限が期限切れになると、親フォルダの共有権限に戻る

 本機能は管理者による制御オプションはなく、デフォルトで有効となっている。この機能は、Google WorkspaceのBusinessプラン各種やEnterpriseプラン、Educationプラン、Google AIプランユーザーなどに提供される。対象ドメインへの展開は、Rapid Releaseドメインが11月4日から、Scheduled Releaseドメインが11月18日から、それぞれ最大15日間かけて順次行なわれる。