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MINISFORUM、中国製Armプロセッサ「CIX P1」搭載のミニPC「MS-R1」
2025年11月4日 00:00
MINISFORUMは、中国CIX Technology(此芯科技)製のArmプロセッサ「CP8180」を搭載したミニPC「MS-R1」を発表した。記事執筆時点での発売日や価格は不明。
MS-R1は、CPUにArmアーキテクチャのCP8180を搭載したミニPC。そのCP8180のコア構成はかなりユニークで、MS-R1公式のドキュメントによれば以下のようになっている。
| コア番号 | アーキテクチャ | 動作クロック | OpenSSL AES-128-GCMスコア |
|---|---|---|---|
| 0 | Cortex-A720 | 2.6 GHz | 2,564,396.37 k |
| 1 | Cortex-A720 | 2.6 GHz | 2,554,669.74 k |
| 2 | Cortex-A520 | 1.8 GHz | 564,560.75 k |
| 3 | Cortex-A520 | 1.8 GHz | 564,230.87 k |
| 4 | Cortex-A520 | 1.8 GHz | 566,136.16 k |
| 5 | Cortex-A520 | 1.8 GHz | 566,869.85 k |
| 6 | Cortex-A720 | 2.4 GHz | 2,258,687.32 k |
| 7 | Cortex-A720 | 2.4 GHz | 2,254,432.94 k |
| 8 | Cortex-A720 | 2.3 GHz | 2,154,856.45 k |
| 9 | Cortex-A720 | 2.3 GHz | 2,157,428.74 k |
| 10 | Cortex-A720 | 2.5 GHz | 2,451,182.93 k |
| 11 | Cortex-A720 | 2.5 GHz | 2,451,466.92 k |
このほか、GPUとしてImmortalis-G720 MC10を搭載。メモリはLPDDR5-5500で、容量は16GB/32GB/64GB(ECCオンの場合は12GB/28GB/60GB)、SSDはなし/512GB/1TB。なお、CIX公式ではNPUの搭載が謳われているが、MS-R1では特に記載がない。
MS-R1自体の特徴としては、Core i9-13900Hを搭載した「MS-01」や、Ryzen 9 9955HXを搭載した「MS-A2」と同じツールレス筐体の採用が挙げられるほか、USB PD 100W(20V/5A)の給電による駆動もサポートする。
Armながら内部インターフェイスが豊富なのが特徴で、PCIe 4.0 x16スロット(x8レーン接続)や、定義未発表の40ピンGPIO、BIOS更新用のピン、UART1ピン、eDPコネクタ、I2Cタッチコネクタ、TPMコネクタを備える。このほか、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3も搭載する。
背面インターフェイスはUSB 3.2 Gen 2 Type-C 2基(USB PD給電およびDisplayPort Alt Mode対応)、USB 3.2 Gen 2 2基、USB 2.0 2基、10Gigabit Ethernet 2基、HDMI 2.0、音声入出力などを搭載する。
本体サイズは196×189×48mm、重量は1.35kg。付属のACアダプタは180W。
なお、OSはMINISFORUMによるカスタマイズが施されたDebian 12派生版を搭載する。本家のDebian 12/13のインストーラ自体は起動可能で、インストールも行なえるが、10Gigabit EthernetのRTL8127などがそのままでは動作しないので注意されたい。今後このMS-R1の“遊び方”については、GitHubで順次公開していく予定だ。















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