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NVIDIA H100 GPUを積んだ宇宙データセンターが11月に打ち上げ
2025年10月23日 14:05
NVIDIAのスタートアップ企業向けプログラム「NVIDIA Inception」に参加しているStarcloudは、11月にもNVIDIA H100 GPUを備えた“AIを搭載した衛星”を打ち上げる予定だという。NVIDIAが10月22日に投稿したX(旧Twitter)のポストおよび10月15日付けで公開したブログで明らかとなった。
Starcloudが現在計画しているのは、縦横ともに4kmに達する超巨大ソーラーパネルによる、5GW(ギガワット)の給電能力を備えた宇宙データセンターだ。宇宙データセンターの環境負荷は打ち上げ時のみで、軌道上では常時太陽光が照射されるため、ほぼ無限かつ低コストなエネルギーが得られる。また、冷却も赤外線放射による放出のみとなり、水資源が不要のため、地球上で電力供給をする場合と比較して二酸化炭素排出量を10分に1に抑えられるという。
このデータセンターを構築する最初のGPUがNVIDIA H100となる見込みで、“最先端のデータセンタークラスのGPUが宇宙空間に打ち上げられる初の機会になる”という。衛星「Starcloud-1」は、小型冷蔵庫ほどの大きさで、重量は60kg。これまでの宇宙ベースの運用のものより100倍強力なGPU性能が提供できると期待されている。
また、打ち上げ費用を含めてもエネルギーコストは地上の10分の1になるとしており、「10年後にはほぼすべての新しいデータセンターが宇宙に建設されるようになる」と予測している。
なお、初期の使用例として地球観測データの分析を挙げており、作物の種類の検出、地域の天気予測といったアプリケーションに情報を提供できるようになる。また、山火事の検知や遭難信号の対応などにおいても、大きなメリットが得られるとしている。
Space isn’t just for stars anymore. 🌠
— NVIDIA (@nvidia)October 21, 2025
Starcloud’s H100-powered satellite brings sustainable, high-performance computing beyond Earth.
Learn more:https://t.co/euiyEGZaEPpic.twitter.com/fPEDglzSuz











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