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GPD WIN 5、国内は年末発売で予約割引キャンペーン実施。別売りスマートドックも

スマートドックに接続したGPD WIN 5

 天空は、GPD製ポータブルゲーミングPC「GPD WIN 5」を12月27日に発売する。価格はRyzen AI Max+ 395とメモリ64GBを搭載する最上位モデルが36万8,000円、メモリ32GBを搭載するモデルが30万8,000円、Ryzen AI Max 385を搭載する下位モデルが26万3,800円。現在は先行予約キャンペーン中で、いずれのモデルも5,000円オフで予約できる。

 GPD WIN 5はRyzen AI Max 300シリーズを搭載するポータブルゲーミング機。上位モデルでは最大126TOPSのAI処理能力や、GeForce RTX 4060 Laptop GPUに匹敵するゲーミング性能を持つという。

 天空は10月17日、メディア向けの製品発表会を開催し、GPD WIN 5に関する詳細スペックや、専用のスマートドックなどを公開した。

 最大TDPは180Wアダプタ接続時で85W、バッテリ駆動時は28W。給電なしだと最大TDPが1/3程度に制限されることになるが、実際のゲームプレイ上で問題になるシーンは少ないとした。

 本体から真後ろに伸びるバッテリ接続ケーブルの向きについては、強度なども含め現在再設計中だという。

 主な仕様は、最上位モデルがCPUにRyzen AI Max+ 395、メモリに64GB、ストレージにSSD 4TBを搭載。中間モデルはCPUがRyzen AI Max+ 395、メモリが32GB、ストレージがSSD 2TB。下位モデルはCPUがRyzen AI Max 385、メモリが32GB、ストレージがSSD 1TB。

 現在既に予想を上回る注文を受けており、クラウドファンディングロットの在庫は完売。12月27日から量産ロットの販売を開始できるという。

 本体購入時には、バッテリ、バッテリ接続ケーブル、180Wアダプタが各1つずつ付属する。

 追加購入可能な周辺機器として、専用スマートドック(パッケージ表記はドッキングステーションホルダー)、バッテリ、ケースも展示された。価格はそれぞれ1万5,000円、1万5,000円、5,500円。

今回お披露目されたスマートドック

 スマートドックは、本体を差し込んで利用する。本体に外付けバッテリを装着した状態でもドックに接続可能だ。またドック上面はバッテリを設置して充電可能になっている。

 スマートドックのインターフェイスは、USB 3.2 Gen 2 3基、給電用USB Type-C、HDMI 2.1、Gigabit Ethernetを採用。USB Type-CはUSB PDでの100W給電に対応する。これらポートはすべて背面に搭載。

 担当者は、本体性能の高さおよびスマートドックの利便性に言及し、置き型ゲーミングPCとしての運用も十分視野に入るとした。

 なお、スマートドックからGPD WIN 5本体への給電は行なわれないため、ドックに接続した状態でも、180Wアダプタまたはバッテリによる給電が必要となる。

バッテリを接続したままスマートドックと接続可能
バッテリ充電時には、スマートドック前面のインジケータで充電状態を確認できる
ドック背面の情報表示。国内の認証は現在取得中だという。

 クラウドファンディングにて購入できなかったメモリ128GBモデルは、今回のラインナップでも確認できなかった。