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M5搭載の新型「iPad Pro」登場。AI性能3.5倍、無線周りも自社製チップに
2025年10月16日 11:52
Appleは、M5チップを搭載した新型「iPad Pro」を発表した。サイズは引き続き11インチと13インチの種類を用意。発売は10月22日を予定しており、11インチモデルが16万8,800円から、13インチモデルは21万8,800円から。予約受付はすでに開始している。
新型iPad Proは、最新SoCのM5チップを採用したハイエンドタブレット。M4チップ搭載iPad Proと比べて3.5倍のAI性能、M1搭載iPad Proと比べて最大5.6倍の処理性能を実現したとする。CPUは3基または4基の高性能コアと6基の高効率コアを内蔵。GPUコアは10基、Neural Engineは16コアを備える。
ユニファイドメモリは帯域幅が153GB/sとなり、前世代比で約30%向上。メモリ容量も12GBまたは16GBで、最低容量が従来の8GBから引き上がった。さらにストレージの転送速度も最大2倍高速化した。
両モデルともに、CPUコア数やストレージ、メモリの構成は以下の4種類を展開する。
- M5の高性能コア3基、256GBストレージ、12GBメモリ
- M5の高性能コア3基、512GBストレージ、12GBメモリ
- M5の高性能コア4基、1TBストレージ、16GBメモリ
- M5の高性能コア4基、2TBストレージ、16GBメモリ
加えて、ネットワーク関連のチップも自社製に変更。ワイヤレスネットワークチップのN1を新たに搭載し、Wi-Fi 7やBluetooth 6、Thread(IoT機器など低電力デバイス向けの無線規格)といった最新規格をサポートした。Wi-Fi+Cellularモデルでは、モバイル通信用モデムにC1Xを採用し、前世代と比べて最大50%高速化しつつ、最大30%消費電力を抑えたという。SIMはeSIMのみで、5G通信にも対応する。
画面にはタンデムOLEDを用いたUltra Retina XDRディスプレイを採用。10～120Hzのアダプティブリフレッシュレートに対応するProMotion、True Toneといった機能を備える。輝度はSDR時で最大1,000cd/平方m、HDRピーク時で1,600cd/平方mに達する。上位構成では、映り込みを抑えるNano-textureディスプレイガラスも選択可能。解像度は11インチモデルが2,420×1,668ドット、13インチモデルが2,752×2,064ドットとなる。
そのほか、最大120Hzでの外部映像出力やAdaptive Syncのサポート、約30分で最大50%まで充電できる高速充電への対応なども特徴とする。カメラは、背面が1,200万画素/F1.8広角、前面が1,200万画素/F2(センターフレーム、Face ID対応)。インターフェイスはUSB Type-C(USB4、Thunderbolt 3対応)、4スピーカーなど。
本体サイズおよび重量は、11インチモデルが249.7×177.5×5.3mmで、444g(Wi-Fiモデル)または446g(Wi-Fi+Cellularモデル)。
13インチモデルが281.6×215.5×5.1mmで、579g(Wi-Fiモデル)または582g(Wi-Fi+Cellularモデル)。
