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NVIDIAフアンCEO、イーロン・マスク氏に小型AIスパコンを手渡し

DGX Sparkを手渡す様子。左がジェンスン・フアン氏、右がイーロン・マスク氏

 NVIDIAは10月14日、小型AIスーパーコンピュータ「DGX Spark」をグローバルで出荷開始した。これにあわせ、同社CEOのジェンスン・フアン氏がSpaceXの施設を訪れ、イーロン・マスク氏に初期ロットのDGX Sparkを直接手渡した。

 フアン氏は、DGX Sparkについてマスク氏に紹介するとともに、「最も大きなロケットの隣で最も小さなスーパーコンピュータを渡している様子を想像してみてほしい」と笑いながら語ったとのこと。NVIDIAでは2016年、DGX Sparkの祖先とも言える同社初の自社製HPC「NVIDIA DGX-1」を投入したが、その際もDGX-1の初期ロットをフアン氏がマスク氏へ受け渡していたという。

 DGX Sparkは、Arm CPUとBlackwell GPUを内蔵するSoC「GB10 Grace Blackwell Superchip」を搭載した小型AIスパコン。128GBの統合メモリや最大4TBのNVMe SSDなどを備え、単体で最大1PFLOPS(FP4)のAI性能を発揮する。ConnectX-7ネットワークによるクラスタリングが可能なほか、NVIDIAの提供するAIソフトウェアスタックも利用できる。