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ChatGPTがアクティブに?秘書のように提案する「ChatGPT Pulse」。プレビュー版がリリース

 OpenAIは、ChatGPTを秘書のように能動的に機能させる取り組みとして、「ChatGPT Pulse」のプレビュー版をリリースした。

 従来のChatGPTは、ユーザーからの質問に答える受動的な使い方だが、ChatGPT Pulseでは、ChatGPTアプリの履歴などを利用することで、能動的に情報を提供するようになる。

 その仕組みとして、スマホといったモバイル端末にインストールされたChatGPTアプリが、夜間にその記録、チャット履歴、フィードバックといったユーザーに関係する情報を学習して、関心があったり、重要と見なされるようなものを選別。その結果を翌朝に配信する。その内容は、よく話題にする事柄のフォローアップ、家で作れる健康的な夕食の提案、トライアスロンに向けてのトレーニングのステップアップだったりと、多岐にわたる。

 これらの提案はGmailやGoogleカレンダーに接続することで、より具体的な内容になり、ミーティングで必要な議題の素案作成、誕生日プレゼントのリマインド、今度の旅行のための近隣のレストランの提案などを行なってくれるという。

 なお、有害な情報などは表示されないように、OpenAIの指針にもとづいて安全性チェックが行なわれるとのこと。

 ChatGPT Pulseのプレビュー版は、ChatGPT Pro(日本では月額3万円)ユーザー向けにモバイル端末で利用可能としており、ブラウザ版は対応していない。