アイ・オーからThunderbolt 5対応SSDが登場。最大リード6GB/s

SSPU-TFC2(2TBモデル)

　アイ・オー・データ機器は、国内メーカー初を謳うThunderbolt 5対応外付けSSD「SSPU-TFC」シリーズを発表した。ラインナップおよび価格は、容量2TBの「SSPU-TFC2」が8万3,380円、4TBの「SSPU-TFC4」が12万2,760円、8TBの「SSPU-TFC8」が24万5,740円。ともに10月中旬の出荷を予定している。

　SSPU-TFCシリーズは、国内メーカー初を謳うThunderbolt 5接続に対応した外付けSSD。Intelの認証も取得しており、Thunderbolt 5対応環境における転送速度はリード時で最大6,000MB/s、ライト時で最大5,000MB/sに達する。同社のテストによれば、容量約503GBの動画データの場合、約4分3秒で転送が完了するといい、従来のUSB 3.2 Gen 2対応品と比べて約3倍高速だとしている。

　筐体には放熱性の高いアルミニウム素材を使用。表面にはヒートシンクのような凹凸を設け、表面積を拡大して熱伝導効率を高めた。あわせて、一定の温度になると動作する冷却ファンを内蔵しており、サーマルスロットリングの発生を抑えている。

　ケーブルは本体と一体型のものを採用。こちらもThunderbolt 5認証済みのもので、SSDの性能が十分引き出せるものを選定したという。ケーブルの取り違いや紛失も防いでいる。本体側のケーブルの根元付近には、転送中に点滅するLEDランプも備えており、動作状況を外から確認できる。

コネクタにはThunderbolt 5の刻印

裏面にも凹凸が設けられている

ケーブル部の横には通気口。ケーブル右の小さな丸い穴のような部分がLEDランプ

反対側の側面にも通気口。中に冷却用のファンが内蔵されている

　本体サイズは約150×58×19mm、重量は約290g。ケーブル長は約27cm。出荷時フォーマットはexFATとなる。対応インターフェイスはThunderbolt 5/4およびUSB4、対応OSはWindows 11バージョン23H2以降/macOS Sequoia 15.2以降。

　同社によるとSSPU-TFCシリーズは、大容量データを扱う法人、特に高解像度動画などの撮影/編集を行なうクリエイター、最新技術を試したいユーザーなどに向けた製品と位置付けており、大容量かつ高速転送が可能な点を生かしてユーザーの作業効率アップに貢献できるとしている。あわせて、対応機器がまだ少ないThunderbolt 5製品を先んじて投入することで、Thunderbolt 5規格の市場認知度向上などにつなげていく狙いもあるという。