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Intel、現行デスクトップCPUの失敗を認める
2025年9月1日 13:15
Intelは8月27日(ドイツ時間)、ドイツ銀行で投資家向けの「Technology Conference」を開催。この中で同社のCFO(Executive vice president and the chief financial officer)のデイビット・ジンズナー(David Zinsner)氏が、現行デスクトップ向けCPUの事実上の失敗を認めた。
このカンファレンスは投資家向けのものだが、Intelのホームページでも音声が公開されており、名前やメールアドレスを登録すれば誰でも視聴が可能。ジンズナー氏はまず、政府やソフトバンクからの投資などについても言及したが、会議の22分あたりから、製品の現状やロードマップに触れている。
同氏によれば、モバイル向けでは、Lunar Lakeを投入して以降採用が進んでおり、シェアが堅調であるため今四半期は良くなるものの、デスクトップについては、特に高性能デスクトップで(市場に応える)十分な製品を投入できず、うまくいかなかった(fumbled the football:フットボールを取り損なう、チャンスを逃したという比喩的な表現)と振り返った。
Intelの2025年の高性能デスクトップCPUはArrow LakeことCore Ultra 200Sシリーズとなるわけだが、リリース当初十分な性能が発揮できず、競合のRyzen 9000シリーズを相手に苦戦したほか、一部ゲームにおいては旧モデルの第14世代Coreにも遅れを取るなど課題が多かった。また、従来のCore i3に相当するエントリーからメインストリーム帯もカバーできていないのは、そういった影響があると思われる。
そのため次期製品となるNova Lakeでは、より完全なSKUでラインナップを補完し、ハイエンドデスクトップをカバーすると宣言。来年は改善できると期待を寄せている。
なお、従来型のデータセンター市場でも競合に対して十分な競争力を発揮できていないという。2025年後半にはGranite Rapids、2026年にはDiamond Rapidsをリリースする計画だが、特にマルチスレッド性能などで競合を凌駕するに至らないとし、その後に控えるCoral Rapidsで競争力を回復させる計画だとした。














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