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最大15mのUSB 3.2 Gen 2 Type-Cロングケーブル。60W PDや映像伝送にも対応

 エーディテクノは、DisplayPort Alt Mode/USB PDに対応した光ファイバ採用のUSB 3.2 Gen 2 Type-Cケーブル「AUC2」シリーズを8月26日に発売する。価格はオープンプライス。実売予想価格は、7.5mの「AUC2-007M」が3万8,830円、10mの「AUC2-010M」が4万2,680円、15mの「AUC2-015M」が5万380円前後の見込み。

 AUC2シリーズは、USB 3.2 Gen 2 Type-C/DisplayPort Alt Mode/USB PDに対応し、8K/4Kの映像を高品質かつ長距離に伝送できるケーブル。ケーブルにはOM3準拠ガラス光ファイバと銅線のハイブリット構造を採用する。

 USB 3.2 Gen 2の高速データ通信およびDisplayPort Alt Modeによる映像伝送には光ファイバを使用し、USB 2.0/1.1通信や電力伝送には銅線を使用することで、各機能を分担する。これにより、最大15mもの長距離伝送とUSB Type-Cの安定接続を両立する。USB PDにも対応し、最大60Wで給電できる。

 コネクタ部には、EMC性能に優れた金属製筐体を採用し外部ノイズの侵入や内部ノイズ漏洩を抑制。ケーブル内部にもシールドを施すことで、ノイズ耐性を高めているという。医療機器や高ノイズ環境下でも安心して利用できるとしている。

 また、従来のアクティブオプティカルケーブルでは、IC性能や構造上の制約でUSB通信の方向性が固定されていたが、AUC2シリーズは独自開発の高速光変換ICと6本の高性能光ファイバを搭載する。接続されたUSB機器を自動で判別し、USB 3.2 Gen 2でのデータ通信における双方向接続を可能にしたという。なお、USB 2.0/1.1と映像信号は方向指定があるため、注意が必要だ。