ニュース

電源プラグやタップは定期的にチェックして。NITEが事故防止を呼びかけ

 製品評価技術基盤機構(NITE)は、電源プラグやコード、コンセントが原因の事故について、注意喚起した。

 NITEによれば、同機構が受け付けた製品事故情報の中で、電源コードの根元からコンセントまでの部分が原因となった事故が2019年から2024年の間で219件発生。そのうち182件が火災事故で、8割以上を占めており、延焼などの拡大被害も多く、死亡事故につながったケースもあるという。

 具体的には、電源プラグが変形して異常発熱した、電源コードが断線した発火した、コンセントがゆるんで接触不良が発生したといった事例が報告されている。

年別の事故発生件数。2024年は調査中のものがあるため、まだ件数が少ないという

 その上で同機構では、異常発熱やショート、トラッキングなどによる事故を防ぐため、以下のようなポイントを定期的にチェックするよう呼びかけている。

  • 電源プラグに破損、変形、変色などの異常がないか
  • 電源プラグにほこりが溜まっていないか
  • 電源コードに破損、硬化、変色などの異常がないか
  • コンセントやタップに電源プラグを差し込んだときにゆるみがないか
  • コンセントやタップに接続可能な最大消費電力を超えていないか

 また、上記のチェックとあわせて、製品のリコール情報なども確認するよう呼びかけている。

【事故再現】電源プラグ「5 コードを引っ張って電源プラグが破損・発火」