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日傘用素材で黒いけど夏の炎天下でも熱くならないバックパック

airoff

 熱を吸収しやすい黒色でありながら夏の炎天下でも熱くなりにくいバックパック「airoff」が、クラウドファンディングサイトのMakuakeで出資を募っている。製品を入手するための最小出資額は1万7,940円で、出荷は2025年9月末を予定している。

 airoffは、東レが開発した日傘用の遮光/遮熱の特殊素材生地「サマーシールド」を国内で初めて採用したバックパック。真夏の外出時の「背中のムレや熱さ」を解決するために開発され、このサーマルシールドによりバッグ内部の温度上昇を抑える。

 サーマルシールドは、ポリエステル生地に熱源の赤外線を防ぐ白色フィルム、紫外線を吸収して防ぐ黒色フィルムを重ねた3層構造となっており、東レの試験では、遮光効果は99.99%、紫外線遮蔽率は99%以上、クーリング効果は4℃以上だという。

 一方、airoffプロジェクトチームが実際に35℃の環境下で行なった試験では、バッグの中に入れたペットボトルの水温が屋外に置いたものと比べて最大約9.9℃低く保たれるとしており、「飲み物やお弁当、PCまでしっかり守れる」としている。

 さらに、背面には保冷剤を収納できるヒートコントロールポケットを装備。なおこのポケットの内側には水を通さないEVA樹脂でコーティングし、結露対策として背面に吸湿性の高いマイクロファイバークロスを配置している。冬はカイロを入れて暖を取ることもできる。

 容積は20Lだが、ファスナーを開くと33Lまで拡張可能。大きな荷物を収納でき多数のポケットを備えたメインコンパートメントに加え、バックパネル側に14型ノートを収納できるケースを配置。内側の生地には起毛トリコット素材を採用する。このほか、モバイルバッテリやコード類などを収納できるオープンポケットを2つ備える。

 さらに、ペットボトルを収納できるボトルポケット、前面上部からアクセスするファスナーポット、折りたたみ傘などを収納できるサイドポケット、左ショルダーストラップに備わったD環+シークレットポケット、歩行時の揺れを防ぎ、肩や腰への負担を減らすチェストストラップ、バックパックを圧縮できるサイドコンプレッションストラップ、防災ホイッスル兼用となっているバックル、防水加工などが特徴。