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初の“(物理)デュアルアクション”キーボードがKickstarter予告

 4月あたりから広告などで見かけるようになったNicsの“デュアルアクション”ロープロファイルキーボード「Hesper64(100)」が、近くKickstarterでクラウドファンディングを開始することが明らかとなった。

 Hesper64(100)は、いくつかのキーにおいて1つのキーのキーキャップ自体が上約4分の1と、下約4分の3に分割されていて、上下で物理的に異なる動作をするスイッチとして機能するキーボード。主要な下部分はストロークが浅く、サブとなる上部分はストロークが深く設定されているため、主要部分を押下する通常のタイピングでサブ部分が押下されても入力されず、意図して上のサブ部分を入力した際にその機能が働くようになっている。

 こうした機構により、64キー配列のコンパクトさでありながら、100個の機能を実現。既存の磁気センサーや静電容量方式の特性を生かして1キーで2つの機能を実現する製品と比較して“力加減”を調節する必要がないのがメリットだ。

 キーはホットスワップに対応しており、ユーザーが自由にカスタマイズ可能だが、新たにファンクションキーだけデュアルアクションのバージョンと、合計23キーのバージョンの2種類が用意されることも明らかとなった。

 なお、6月31日時点でも出資に必要な価格はまだ明らかにされておらず、40%オフのクーポンが受け取れるメール登録だけ受け付けている。