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パナソニック、レッツノート向けカラーキーボードの商品化を検討

~天板に合わせた5色のキーボードを公開

カッパーボディでの通常キーボード版(上)とカラーキーボード版(ハーモニックブルー)

 パナソニックは、レッツノートのキーボードを、天板の色に合わせてカラー化できる「カラーキーボード」の商品化を検討していることを明らかにした。

 2015年8月22日に、兵庫県神戸市のパナソニックITプロダクツ事業部神戸工場において開催した「手づくりレッツノート工房2015」において、初めて一般公開したもので、参加者は、レットノート工房開催当日にカラーキーボードへの変更を可能としたところ、50組全ての参加者が、カラーキーボードに変更するという異例の人気ぶりとなった。

 同社では、今回の手づくりレッツノート工房での反応のほか、企業ユーザーからの反応を見て、商品化を検討していくとしているが、レッツノート工房の参加者の全てが、カラーキーボードを選択したことは、商品化に向けて大きな追い風となったと言えるだろう。

このように天板とキーボードのカラーが同じになる
シルバーダイヤモンドボディとサンダーブルーの組み合わせで、左が通常キーボード、右がローマ字すっきりキーボード

 同社では、具体的な時期や価格、対応する機種などは明らかにしていないが、早ければWindows 10を搭載した次期モデルで採用することも視野に入りそうだ。そうなれば、現在、同社が提供している「ローマ字すっきりキーボード」と同様に、パナソニックのオンラインショップ「パナソニック ストア」での購入時に、カラーキーボードを選択できる見込み。天板のカラーと同じ色のキーボードカラーのみが選択できる仕組みになる公算が高い。一度購入したカラーキーボードは、あとから色を変更するサービスは用意されない模様だ。

 8月22日に開催した手づくりレッツノート工房2015では、2015年夏モデルとなる、10.1型液晶ディスプレイ搭載の2-in-1「レッツノート CF-RZ4」を組み立てており、同社では、同製品向けにカラーキーボードを特別に用意した。

 CF-RZ4では、本体カラーは、シルバーダイヤモンドボディとカッパーボディの2色を用意。天板用には、それぞれにプレミアムエディション限定カラーとして、ライジングレッドを提供。また、ベーシックカラーとして、シルバーダイヤモンドボディでは、タンジェリンオレンジ、ウォームゴールド、ハーモニックブルー、サンダーブルー、ジェットブラック、シルバーダイヤモンドの6色を用意。カッパーボディでは、シルバーダイヤモンドを除く5色をベーシックカラーとして用意している。

 今回、試験的に提供したカラーキーボードは、CF-RZ4で用意しているハーモニックブルー、サンダーブルー、ライジングレッド、ウォームゴールド、タンジェリンオレンジの5色。シルバーダイヤモンドボディ向けには、ローマ字すっきりキーボードも用意した。

 これが商品化されれば、通常のホワイトやブラックカラーに加えて、5色キーボードカラーが選択できるようになり、筐体色との組み合わせや、ローマ字すっきりキーボードの選択などの組み合わせにより、バリエーションはかなり広がることになる。

 同社によると、カラーキーボードについては、ユーザーの間から要望が出ていたものであり、そうした声に対応する形で検討を開始。今回の試作に繋がっている。同社神戸工場の中で塗装および組み立てを行なっており、需要に応じた柔軟な対応ができそうだ。

 モバイルユーザーには、個性的なPCを見せたいという気持ちが強い人もいる。個性的なカラーリングに仕立て上げることができるレッツノートのカラーキーボードの登場は、個性的なモバイルPCを楽しむという点でも注目されそうだ。商品化が今から楽しみである。

シルバーダイヤモンドボディとハーモニックブルー
シルバーダイヤモンドボディとサンダーブルー
シルバーダイヤモンドボディとライジングレッド
シルバーダイヤモンドボディとウォームゴールド
ウォームゴールドとタンジェリンオレンジ
カッパーボディとハーモニックブルー
カッパーボディとサンダーブルー
カッパーボディとライジングレッド
カッパーボディとウォームゴールド
カッパーボディとタンジェリンオレンジ
ちなみにこれがカッパーボディとブラックを組み合わせた現行モデル

(大河原 克行)