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AMD、空冷でGTX 980より高速な「Radeon R9 Fury」が明日発売

Radeon R9 Fury(ASUSのSTRIX)

 米AMDは10日(現地時間)、空冷クーラーを備えたハイエンドGPU「Radeon R9 Fury」を14日に発売する。価格はオープンプライス。

 「Radeon R9 Fury X」は簡易水冷クーラーを備えていたが、Furyは空冷のクーラーに変更し、一部仕様を縮小したことで低価格化を図った。HBM(High-Bandwith Memory)の搭載は継承する。AMDによればNVIDIAのハイエンドGPU「GeForce GTX 980」より高速で、4Kゲーミングをサポートできるという。

 主な仕様は、SP数が3,584基、コアクロックが最大1GHz、テクスチャユニットが224基、ROPが64基。メモリは4GBのHBMで、バス幅が4,096bit、クロックが1GHz。電源はPCI Express用8ピン×2で、平均消費電力は275W。APIはDiretX 12、Vulkan、Mantleなどをサポートする。

 AMDの製品紹介スライドによれば、SapphireからはTRI-Xクーラー搭載製品、ASUSはSTRIXシリーズから3連ファン搭載製品が登場する。Sapphireは銅製ヒートパイプは高密度フィン、8つのLEDインジケータイルミネーションなどを搭載。一方ASUSは低負荷時に自動停止するファンや直径10mmのヒートパイプ、完全自動化製造「AUTO-EXTREME」による「Super Alloy Power II」電源回路を備える。

SapphireのTRI-X搭載Radeon R9 Fury

(劉 尭)