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ピクセラ、Mac向けTVチューナとXbox One用TV視聴アプリを発表
~Mac向け初のDTCP-IP対応、Xbox Oneではゲーム中の“ながら見”やジェスチャ操作に対応
(2015/7/9 13:08)
株式会社ピクセラは7月8日、都内で製品発表会を開催し、Mac向けUSB接続TVチューナ「PIX-DT195」の発売、およびネットワークチューナー「PIX-BR310W」用Xbox Oneアプリ「StationTV」の提供を発表した。
国内初のDTCP-IP対応Mac向けTVチューナ「PIX-DT195」
PIX-DT195は、地デジ/BS/CSの3波対応のMac向けTVチューナ。同社のMac向けTVチューナとしては6年ぶりの製品で、外付けHDDへの録画、BD/DVDへの書き出しが可能。発売は7月17日で、価格はオープンプライス。店頭想定価格は19,800円。
ハードウェアトランスコーダを内蔵することで、前モデル「PIX-DT181-PU0」では対応できなかったH.264コーデックへの圧縮録画に対応。無圧縮~最大15倍までの5段階の圧縮率が選択可能で、15倍圧縮時は1TB HDDなら約1,500時間分の録画が可能としている。
Mac向け製品では国内初となる、DTCP-IP対応により、DLNAを利用して、録画した番組を対応TVなどからホームネットワーク経由で視聴できる。専用アプリ「ワイヤレスTV(StationTV)」を利用すれば、同様に無線LANなどのホームネットワーク経由でiOS/Android/Mac/Windowsからの録画番組の視聴に対応するほか、リアルタイム視聴、録画操作にも対応する。
本体サイズは78×132×18mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約110g。アンテナ入力は地上波デジタル・BS/CS混合タイプで、F型コネクタは1つ。
発表会では、従来のiEPGによるWebベースの番組表から、新しい番組表を開発したことで、動作の高速化とデバイスごとに最適化されたUI設計により、スワイプ操作でチャンネル変更ができるといった使い勝手の向上をアピール。対応機種については、新Macbook (2015)だけでなく、旧モデルではサポートできなかった、Mac Pro、Mac miniといった外部デジタルディスプレイ出力のみの製品も、Mac OSが2011年からHDCPに対応したことで新たにサポート。対応機種は2011年以降発売のMacBook Air/MacBook Pro/iMac/Mac mini、2013年以降発売のMac Proとなり、前モデルから倍に増えたという。対応OSはMac OS X 10.9/10.10。
ゲームをしながらTVも視聴できるXbox One用アプリ「StationTV」
同日発表されたXbox One用アプリ「StationTV」は、ピクセラのワイヤレスチューナ「PIX-BR310W」をXbox Oneのデジタルチューナとして利用できるアプリ。国内初となるXbox One向けのTVソリューションで、7月15日よりXboxアプリストアから無償提供される。
PIX-BR310Wは、今回のXbox One対応でiOS/Android/Windowsに加え4つのOSに対応することとなった。同製品の詳細については過去記事を参照されたい。
StationTVは、Xbox Oneに標準搭載されている番組表アプリの「OneGuide」に合わせ、番組表を時間軸が縦軸ではなく横軸の横スクロール方式とするなど、そのほかのOS用と同様、Xbox One用StationTVは、Xbox Oneに最適化された設計になっている。
Xbox One独自の機能の1つが、アプリのスナップ機能を利用した“ながら見”に対応している点。「ゲームをしながらのTV視聴」が可能なのは家庭用ゲーム機でもXbox Oneだけだという。担当者によれば、TVの同時視聴によるゲームパフォーマンスの低下などは確認できておらず、「ゲームプレイへの支障はほぼ無いと言ってよいレベル」とのことだった。
2つ目、3つ目はKinectによるジェスチャー操作、音声認識。ボイスコマンドによるアプリの起動、切り替えや、ジェスチャー操作でのチャンネル切り替えや番組表の表示/操作、録画予約などが可能。発表会で行なわれたデモでは「XBOX、StationTVへ移動」と呼びかけることでTV視聴を開始したり、ジェスチャーでチャンネル操作などが実演された。