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MSI、ミドルレンジGeForce搭載のゲーミングノート

GE72 2QD Apache

 エムエスアイコンピュータージャパン株式会社は、NVIDIAのミドルレンジ/エントリー向けモバイルGPUを搭載したゲーミングノート7機種を発売した。価格はすべてオープンプライス。

GE62/GE72

 「GE62」と「GE72」はアッパーミドル向けのゲーミングノート。GE62は15.6型で、GE72は17.3型モデルとなる。GE62には4Kモデルを用意する。

 SteelSeries製のバックライト付きキーボードを搭載し、マクロなどを編集可能な「SteelSeriesEngine 3.0(SSE3)」を添付。スピーカーは4.1chを内蔵しており、Dynaudioブランドを謳う。またNahimic Sound技術や、24金メッキの独自オーディオ回路「Audio Boost」を備える。

 デュアルファンで放熱性を高めつつ、CPUとGPUのヒートパイプを繋ぐことで放熱効率を高めた。1ボタンでファンの回転速度を最大にできる「Cooler Boost 3」を搭載。用途に合わせてファン回転速度や温度上限をワンタッチで設定できる「Shift」も備える。

 また、Mini DisplayPortは120Hzの出力に対応し、HDMI出力と組み合わせて2画面同時外部出力(本体液晶を含めると3画面)が可能となっている。

 「GE62 2QD Apache」の主な仕様は、Core i7-4720HQ(2.6GHz)、メモリ8GB、Intel HM87チップセット、GPUにGeForce GTX 960M(2GB)、128GB SSD(M.2)+1TB HDD、DVDスーパーマルチドライブ、1,920×1,080ドット(フルHD)表示対応非光沢15.6型ワイド液晶、OSにWindows 8,1を搭載し、店頭予想価格は19万円前後の見込み。

 「GE62 2QF Apache Pro 4K」は、上記からGPUをGeForce GTX 970M(3GB)に強化し、液晶を3,840×2,160ドット(4K)表示対応15.6型に変更。店頭予想価格は24万円前後の見込み。

 そのほかの仕様はほぼ共通で、SDXCカードリーダ、USB 3.0×3、USB 2.0、Mini DisplayPort、HDMI出力、Gigabit Ethernet(Killer E2200)、IEEE 802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.0、音声入出力を備える。

 バッテリは6セルで、JEITA 2.0駆動時間は2QDが確認中、2QFが2時間45分。本体サイズは383×260×27mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.4kg。

 「GE72 2QD Apache」は、GE62 2QD Apacheから液晶をフルHD表示対応17.3型に変更した仕様で、店頭予想価格は20万円前後の見込み。本体サイズは419×280×29mm(同)、重量は2.7kg。

競合他社より薄い筐体を実現
デュアルファンのCooler Boost 3
上位譲りのShift機能に対応
Shiftのプリセット
HDMIは30Hzながら4K出力が可能。一方Mini DisplayPortは4Kを60Hz出力できる
DisplayPortではフルHDで120Hz出力もできる
SteelSeries Engine 3.0に対応
イコライザーやゲーム中でもコントロールできるNahimicオーディオエンジン
Killerのネットワーク。GEとGPシリーズで展開する
アプリケーションの優先順位を設定できる独自のアプリ
Windows 8起動時にデスクトップか、スタートメニューを表示するかを、初回起動時に選べるユーティリティ
GE/GPシリーズの違い

GE60/GE70

GE60 2QD Apache

 「GE60」/「GE70」はミドルレンジ向けのモデル。前者は15.6型、後者は17.3型となる。仕様の違いで前者は4モデル、後者は2モデルが用意される。

 機能面では、GE62/GE72からSSE3を省いたほか、スピーカーは4ch、ファンはシングルとなる。また120Hzディスプレイの出力は不可能となっている。筐体もやや厚みがあり重い。

 GE60の一例として「GE60 2QD Apache」は、CPUにCore i5-4210H(2.9GHz)、メモリ8GB、Intel HM86チップセット、GPUにGeForce GTX 950M(2GB)、1TB HDD、DVDスーパーマルチドライブ、フルHD表示対応15.6型非光沢液晶ディスプレイ、OSにWindows 8.1を搭載し、店頭予想価格は15万円前後の見込み。

 GE70の一例として「GE70 2QD」は、GE60 2QD Apacheに128GBのSSDを追加し、液晶を降るHD表示対応17.3型非光沢液晶ディスプレイに変更、店頭予想価格は17万円前後の見込み。

 インターフェイスはほぼ共通で、SDXCカードリーダ、USB 3.0×2、USB 2.0×2、ミニD-Sub15ピン、HDMI出力、Gigabit Ethernet(Killer E2200)、IEEE 802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.0、音声入出力を備える。

 バッテリは6セルで、駆動時間はGE60が3時間56分、GE70が3時間14分(いずれも独自測定)中、2QFが2時間45分。本体サイズおよび重量は、GE60532×249.5×37.6mm(同)/2.6kg、GE70が418×269×39mm(同)/3kg。

GP60/GP70

GP60 2QE-841JP

 「GP60」/「GP70」は筐体を金属からプラスチックに変更し、金属風塗装を施したエントリー向けモデル。

 GEシリーズからキーボードのバックライトやDynaudioブランドのスピーカーも省かれており、Nahimic SoundがSoundBlaster Cinemaに変更される。

 一例として「GP60 2QE-841JP」は、CPUにCore i5-4210H、メモリ8GB、128GB SSD(mSATA)、GPUにGeForce 940M、DVDスーパーマルチドライブ、フルHD表示対応15.6型ワイド液晶ディスプレイ、OSにWindows 8.1を搭載し、店頭予想価格は13万円前後の見込み。

 「GP70 2QE-492JP」は、上記とほぼ同じ構成で、店頭予想価格は14万千前後の見込み。

 インターフェイスはほぼ共通で、SDXCカードリーダ、USB 3.0×2、USB 2.0×2、ミニD-Sub15ピン、HDMI出力、Gigabit Ethernet(Killer E2200)、IEEE 802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.0、音声入出力を備える。

 バッテリは6セルで、駆動時間は3時間25分~4時間49分。本体サイズおよび重量は、GP60が383×249.5×37.6mm(同)/2.4kg、GP70が418×269.3×39mm(同)/2.7kg。

CX61

 「CX61」は最廉価モデル。CPUの違いで2モデルが用意される。

 「CX61 2QF-1607JP」は、Core i5-4210M(2.6GHz)、メモリ4GB、Intel HM86チップセット、GPUにGeForce 940M(2GB)、1TB HDD、DVDスーパーマルチドライブ、OSにWindows 8.1を搭載し、店頭予想価格は11万円前後の見込み。

 CPUをCore i3-4100M(2.5GHz)に変更した「CX61 2QF-1614JP」の店頭予想価格は97,000円前後の見込み。

 インターフェイスは共通で、SDXCカードスロット、USB 3.0×2、USB 2.0、HDMI出力、ミニD-Sub15ピン、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11b/g/n対応無線LAN、音声入出力を備える。

 バッテリは6セルで、駆動時間は4時間19分(MSI独自測定)。本体サイズは383×249.5×37.6mm(同)、重量は2.4kg。

キャンペーンも展開

 新製品投入に合わせ、13日より「MSIハイスペックノートPC新生活応援キャンペーン」を実施する。3月13日~4月12日までの間にGE60/GE70 2QDおよびGP60/GP70 2QEシリーズを購入し、応募したユーザーに対し、GEシリーズは1万円、GPシリーズは7,000円相当のJCBギフトカードをプレゼントする。

キャンペーンの概要

(劉 尭)