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カンタス航空、SamsungのHMD「Gear VR」を用いた機内エンタメを提供
(2015/1/29 13:11)
豪Qantas Airways(カンタス航空)は29日(現地時間)、空港ラウンジおよびエアバス380型機ファーストクラス客室のエンターテインメントシステムとして、韓国Samsung Electronicsのヘッドマウントディスプレイ(HMD)「Gear VR」を試験的に提供すると発表した。
SamsungのGear VRは、2014年9月に発表された、360度の視野でバーチャルリアリティ(VR)を体験できるゴーグル型のHMD。この分野で先行するOculusと技術提携もしている。機内エンターテインメントシステムとしてVR HMDを提供するのは業界初としている。
カンタス航空はSamsungと共同で、空港ラウンジおよび長距離路線の機内エンターテインメントシステムとして、目的地のバーチャルツアーや映画などを閲覧可能なGear VRを3カ月間提供。この試験を通じて顧客からのフィードバックを得る。
2月中旬よりシドニーおよびメルボルンの空港ファーストクラスラウンジ、3月中旬よりオーストラリア/米ロサンゼルス間で運航するエアバス380型機のファーストクラスで提供される。