ニュース
富士通アイソテック、「伊達モデル」のPC組み立て教室
~8組の親子が「ESPRIMO WH77/M」に挑戦
(2014/7/28 06:00)
富士通アイソテックは、2014年7月26日、福島県伊達市の富士通アイソテックにおいて、「第11回富士通パソコン組み立て教室」を開催した。
夏休み中の小学校5年生~中学校3年生を対象にした、親子で参加できるイベントで、デスクトップPCを実際に組み立てる「ものづくり体験」と、デスクトップPCの生産ラインを見学する「工場見学」で構成。同社では、「ICTに興味を持っていただくための社会学習の場として、また、地元企業として地域への社会貢献も目的としたもの」と位置付けている。
参加した親子は8組。福島県内からの参加者が5組。そのほか、東京都、千葉県、山形県からも参加した。また、学年別の内訳は、小学5年生が2人、中学1年生が1人、2年生が2人、3年生が3人となった。
10種類の部品、20本のネジで組み立て
富士通アイソテックは、富士通のデスクトップPCの国内生産拠点。福島県伊達市にあることから、「伊達モデル」の名称で、国内生産ならではの品質や短納期を実現しているのが特徴だ。また、PCサーバー、プリンタの生産や、PC修理、リサイクル事業も同社で行なわれている。
今回組み立てたのは、同工場で生産している一体型デスクトップPC「ESPRIMO WH77/M」。デスクトップスタイルとしての利用だけでなく、タッチしやすいスタイルにディスプレイを傾斜できるPCである。
21.5型ワイドフルHD IPS液晶ディスプレイを採用。CPUには、Core i7-4702MQを搭載。4GBのメモリ、2TBのHDD、BDXL対応BDドライブ(スーパーマルチドライブ機能対応)、Office Home and Business 2013も搭載している。
本体色は、シャイニーブラックおよびスノーホワイトの2色で、参加者はどちらかの好きな色を選択できた。参加者のうち、シャイニーブラックを選んだのが6人、スノーホワイトを選んだのが2人。参加費用は133,000円。
実際の生産ラインでは約80部品、40個のネジで組み立てるが、CPUの取り付けは認定された技術者の作業に限定されていたり、専用治具による組み立て工程などを省き、組み立て教室用には、一部を事前に組み立てており、10部品、2種類20本のネジで組み立てた。
富士通アイソテックの岩渕敦社長は、「当社では、2004年からパソコン組み立て教室を開催しており、すでに夏の恒例行事になっている。PCを製造している拠点で、自分のための1台のPCを、自分で作り上げるという体験はあまりない。この瞬間で言えば、全世界72億人、日本で1億2,700万人の中では、わずか8人だけ。ぜひ楽しんで帰ってほしい」と挨拶した。
組み立て教室は、午後1時からスタート。組み立てに関する説明を受け、作業準備を行なったあと、午後1時20分から組み立て作業を開始。富士通アイソテックの社員が、1組に1人の割合でサポーターとして付き、子供たちの組み立てを支援した。
組み立て作業は、前半が終了した13時50分から10分間の休憩を挟んで、14時35分には終了。全員のPCが無事に起動した。
なお、実際の生産ラインでは、検査工程を含めて40分で組み立てているという。
また、PCの組み立てが終了した後には、工場見学を行ない、PCの組み立てラインの見学や、部品のピックキング作業の体験、電動ドライバーによるネジ締め体験などを行なった。
では、組み立て教室の様子を写真で追ってみてみよう。