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富士通アイソテック、10回目のPC組立教室を開催
13組の親子が「伊達モデル」の組み立てに挑戦
(2013/8/12 00:00)
富士通株式会社と富士通アイソテック株式会社は8月10日、福島県伊達市の富士通アイソテックにおいて、小中学生を対象とした「第10回富士通パソコン組み立て教室」を開催した。
富士通アイソテックは、富士通のデスクトップおよびPCサーバーの生産拠点で、「伊達モデル」と呼ぶ国内生産が強み。同工場の生産拠点としてのノウハウを活かして、毎年夏の恒例企画として組み立て教室を開催してきた。
同社では、「企業が職場体験や工場見学などの機会を提供し、学校教育のみならず、製品の開発、製造における創意工夫や、新しい生産技術にじかに触れることが重要であると考えている。パソコン組み立て教室は、小中学生の科学に対する興味や関心の育成、地元企業として地域への社会貢献を目的に開催しているもので、これまでの参加者からは、親子でのものづくりは貴重な体験であるとの評価を得ている」と開催の狙いを語る。
10回目の節目を迎えた今回のパソコン組み立て教室では、小学校5年生から中学校3年生までの13組の親子が参加。23型ワイド液晶を搭載したタッチパネル搭載一体型デスクトップPC「FMV ESPRIMO WF2/J」を組み立てた。
福島県内から参加した親子が12組。残る1組は埼玉県からの参加。また、内訳は、小学5年生が4人、6年生が3人、中学1年生が3人、3年生が3人。また、男の子が8人、女の子が5人の参加となった。
組み立てたFMV ESPRIMO WF2/Jは、「ESPRIMO FH98/JD」相当品で、CPUはCore i7-3630QM、メモリは4GB、HDDは2TB、タッチパネル採用の23型ワイドフルフラットファインパネルIPS液晶を搭載。さらに今回の組み立て教室特典として、「Office Home and Business 2013」をプレゼントした。
生産ラインでは26部品、55個のネジで組み立てるが、専用の治具を使用する工程があるため、その部分は事前に組み立てられており、組み立て教室では13部品、4種類22本のネジを使用して組み立てた。
参加費用は128,000円で、組み立てたPCは、最終検査後、自宅に配送されることになる。
午後1時からスタートしたパソコン組み立て教室では、富士通アイソテックの岩渕敦社長が挨拶。「自分で組み立ててみたいと思って参加した人や、両親に誘われて参加した人もいるだろう。だが、ここに来ればみんな同じ。世界で唯一となる自分で組み立てたPCになる。こうした機会はあまりないこと。分からないことがあれば、スタッフに聞いてもらい、楽しく組み立ててほしい」などとした。
実際の組み立て作業は、午後1時10分過ぎからスタート。2組に1人のサポーターが付き、参加者の組み立てを支援した。
組み立て作業は、前半が終了した14時から10分間の休憩を挟んで、14時30分過ぎには終了。全員のPCが無事に起動した。
また、パソコンの組み立てが終了した後には、工場見学を行ない、機械精密加工の現場や、PCの組み立てラインを見学した。
では、組み立て教室の様子を写真で追ってみてみよう。