ソニー、A4ノートPCの2012年春モデル

VAIO F VPC249FJ/BI

2月4日より順次発売

価格:オープンプライス



 ソニーは、大画面ノートPCの2012年春モデルを2月4日より順次発売する。価格はオープンプライス。

 いずれもスペック面を強化したほか、一部モデルで動画/写真の編集ソフトを変更し、3D動画の編集に対応した。

 また、「Picture Motion Browser(PMB) VAIO Edition」を「PlayMemories Home for VAIO」に変更。PlayMemoriesは、2012 International CESで発表された、写真や動画のソフトウェアやクラウドサービス(2012年春提供予定)のブランド。製品の発売日に合わせてアップデートで対応予定。

●VAIO Fシリーズ

 16型フラグシップの「VAIO F」シリーズは3モデルを2月4日に発売。全モデルでBDドライブがBDXLに対応した。

 上位2モデルはソニークリエイティブソフトウェア製マルチメディアスイート「Imagination Studio Suite」を標準搭載。3Dビデオ作成対応の「Vegas Movie Studio HD Platinum」、オーディオ編集「Sound Forge Audio Studio」などを4本のソフトを収録。Imagination Studioは本来5本のソフトを収録しているが、写真整理の「Photo Go」はプリインストールソフトと役割が被るため、VAIOでは省かれている。このほか、Adobe「Photoshop Elements 10」も搭載する。

 3D対応の上位モデル「VPC249FJ/BI」は、Core i7-2670QM(2.20GHz)、メモリ8GB、HDD 750GB、Intel HM65 Expressチップセット、GeForce GT 540M(1GB)、BDXLドライブ、1,920×1,080ドット(フルHD)表示対応16型ワイド液晶、地デジチューナ×2(長時間録画対応)、Windows 7 Home Premium(SP1、64bit)、Office Home and Business 2010を搭載。店頭予想価格は25万円前後の見込み。

 中位モデル「VPC248FJ/B」は、Core i7-2670QM、メモリ8GB、HDD 750GB、GeForce GT 540M(1GB)、BDXLドライブ、フルHD対応16.4型ワイド液晶などを搭載し、店頭予想価格は22万円前後の見込み。

 下位モデル「VPC247FJ/S」は、Core i5-2450M(2.50GHz)、メモリ4GB、HDD 750GB、GeForce GT 520M(512MB)、BDXLドライブ、1,600×900ドット表示対応16.4型ワイド液晶、地デジチューナ×2(長時間録画対応)などを搭載し、店頭予想価格は14万円前後の見込み。

VPC248FJ/BVPC247FJ/S

 インターフェイスはほぼ共通で、USB 3.0×2、USB 2.0×1、IEEE 1394、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、Bluetooth 3.0+HS、HDMI出力、ミニD-Sub15ピン、SDカード/メモリースティックデュオ対応スロット、131万画素Webカメラ、音声入出力などを備える。

 バッテリ駆動時間、本体サイズ、重量は、3D対応モデルが約3時間/約398.5×271.5×35~45mm(幅×奥行き×高さ)/約3.2kg、残り2モデルが約4時間/約398.5×271.5×33.1~43.1mm(同)/約3.1kg。

●VAIO Cシリーズ

 15.5型の上位機種「VAIO C」シリーズは、1モデル4色を2月4日に発売。CPUとBluetoothのバージョン強化のほか、従来は店頭向けの本体色オレンジをブラックに変更し、オレンジはカスタマイズモデル専用になった。

VPCCB48FJ/BVPCCB48FJ/L
VPCCB48FJ/PVPCCB48FJ/W

 主な仕様は、Core i5-2450M(2.50GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB、HDD 750GB、Intel HM65 Expressチップセット、BDドライブ、1,366×768ドット表示対応15.6型ワイド液晶、Windows 7 Home Premium(SP1、64bit)、Office Home and Business 2010を搭載。店頭予想価格は13万円前後の見込み。

 インターフェイスはUSB 3.0×1、USB 2.0×3、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11b/g/n無線LAN(WiDi対応)、Bluetooth 4.0+HS、HDMI出力、ミニD-Sub15ピン、SDカード/メモリースティックデュオ対応スロット、31万画素Webカメラ、音声入出力などを備える。

 バッテリ駆動時間は約5時間。本体サイズは約375.1×250.9×31.3~39.6mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約2.85kg。

●VAIO Eシリーズ

 A4スタンダード「VAIO E」シリーズは、15.5型/Intelの「EH」シリーズ2モデル、15.5型/AMDの「EL」シリーズ1モデル、14型/Intelの「EG」シリーズ2モデルを発売。CPUやHDD容量などを強化した。いずれもWindows 7 Home Premium(SP1、64bit)、Office Home and Business 2010を搭載する。


 EHシリーズの上位「VPCEH39FJ/W」(ホワイト)、「VPCEH39FJ/B」(ブラック)、「VPCEH39FJ/P」(ピンク)は、Core i5-2450M、メモリ4GB、HDD 750GB、Intel HM65 Expressチップセット、BDドライブ、1,366×768ドット表示対応15.5型ワイド液晶、発売は2月4日、店頭予想価格は12万5千円前後の見込み。

 下位の「VPCEH38FJ/W」(ホワイト)、「VPCEH38FJ/B」(ブラック)、「VPCEH38FJ/P」(ピンク)は、HDD容量を640GB、光学ドライブをDVDスーパーマルチドライブに変更した構成。発売は2月18日、店頭予想価格は11万5千円前後の見込み。

VPCEH39FJ/W、VPCEH38FJ/WVPCEH38FJ/BVPCEH38FJ/P

 ELシリーズの「VPCEL36FJ/W」は、AMD E-450(1.65GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB、HDD 640GB、AMD A50M FCHチップセット、DVDスーパーマルチドライブなどを搭載。発売は2月18日、店頭予想価格は10万円前後の見込み。

 インターフェイスはほぼ共通で、USB 2.0×4、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、HDMI出力、ミニD-Sub15ピン、SDカードスロット、メモリースティックデュオスロット、31万画素Webカメラ、音声入出力などを備える。

 バッテリ駆動時間は、EHシリーズが約4.5時間、ELシリーズが約4時間。本体サイズは約369.8×248.4×31.3~36.8mm(同)、重量は約2.7kg。


 EGシリーズ上位の「VPCEG35FJ/W」は、Core i3-2350M(2.30GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB、HDD 640GB、Intel HM65 Expressチップセット、DVDスーパーマルチドライブ、1,366×768ドット表示対応14型ワイド液晶を搭載。発売は2月18日、店頭予想価格は10万5千円前後の見込み。

 下位の「VPCEG34FJ/W」(ホワイト)、「VPCEG34FJ/B」(ブラック)、「VPCEG34FJ/P」(ピンク)は、上記からCPUをPentium B960(2.20GHz、ビデオ機能内蔵)に変更した構成。発売は2月18日、店頭予想価格は10万円前後の見込み。

 インターフェイスはEH/ELシリーズとほぼ同じ。バッテリ駆動時間は約4.5時間。本体サイズは約345.8×238.7×28.9~34.5mm(同)、重量は約2.3kg。

VPCEG35FJ/W、VPCEG34FJ/WVPCEG34FJ/BVPCEG34FJ/P

 カスタマイズモデルは、店頭モデルに無い17.3型(1,600×900ドット)の「EJ」シリーズ「VPCEJ3AJ」を2月4日より発売する。

 このほか、EHシリーズ、EGシリーズのカスタマイズも用意。AMDのELシリーズ、14型「EK」シリーズのカスタマイズは、前モデルを継続する。

VPCEJ3AJVPCEJ3AJ

(2012年 1月 25日)

[Reported by 山田 幸治]