デル株式会社は、Alienware(エーリアンウェア)ブランドの17型液晶搭載ゲーミングノートPC「M17x」を発売した。
Alienwareは'96年に設立されたゲーミングPC製造専門の会社。2006年にデルに買収され、その傘下で製品を展開してきたが、日本への進出は今回が初めてとなる。その第1弾製品として、ハイエンドゲーミングノート「M17x」を発売する。
M17xは、ハードコアなゲーマー向けに、高いスペックと持ち運び可能なサイズを両立させた製品。性能面では、BTOオプションでCore 2 Extreme QX9300(2.53GHz)、GeForce GTX 280M×2(SLI構成)などのハイエンド構成を選択可能になっている。
また、メモリは最小で4GB、最大で8GBを搭載でき、DDR3を採用する。OSは64bit版のWindows Vista Home PremiumまたはUltimateなので、メモリ容量をフルに活用できるようになっている。
いずれの構成でも、グラフィックスはチップセット内蔵のGeForce 9400M Gか、ディスクリートのGeForce GTXシリーズを切り替えて使用できる。パフォーマンスを要するときはディスクリートGPUを使う「Binary GFX」モード、一般作業のときは内蔵ビデオ機能で消費電力を抑える「Stealth」モードといった使い分けができる。
デザイン面もゲーマー向けとし、キーボード/タッチパッド周辺/スピーカー/ホットキー/電源ボタン/天板ロゴそれぞれにカラーイルミネーションLEDを内蔵。独自のユーティリティ「COMMAND CENTER」で20色から好きな色を設定できる。
最小構成は、CPUにCore 2 Duo P8600(2.4GHz)、メモリ4GB、NVIDIA MCP79チップセット、GPUにGeForce GTX 260M(1GB)、250GB HDD、DVDスーパーマルチドライブ、1,440×900ドット(WXGA+)表示対応17型ワイド液晶ディスプレイ、OSにWindows Vista Home Premium(64bit)を搭載し、価格は239,800円。
インターフェイスは、ExpressCard/54スロット、SDカード/MMC/メモリースティック(PRO)対応カードリーダ、USB 2.0×4、eSATA/USB 2.0コンボポート×1、HDMI出力、DisplayPort、ミニD-Sub15ピン、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 2.1+EDR、音声入出力などを備える。なお、ディスプレイ出力は内蔵ディスプレイを含めて最大2画面までの出力に対応し、SLI構成時は1画面のみとなる。
バッテリは9セルリチウムイオン。本体サイズは406×321×51.3~53.6mm(幅×奥行き×高さ)、重量は5.3kg(最小構成時)。本体色はスペース・ブラックとソーサー・シルバーの2種類が用意される。
付属のACアダプタは240Wタイプ | 本体底面は多数の通気口が見える | タッチパッド周辺やスピーカー、キーボードにはイルミネーションLEDを搭載する |
スペース・ブラックの天板 | ソーサー・シルバーの天板 |
(2009年 6月 3日)
[Reported by 劉 尭]