三菱電機株式会社は、色管理を必要とするユーザー向け24.1型液晶ディスプレイ「RDT241WEX」を6月5日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は69,800円前後。
IPSパネル(ノングレア)を採用するハイエンド向けの「Diamondcrysta Color」ブランド第2弾となる製品。なお、2月に発売されたAdobe RGB対応の「RDT262WH」は、発表当初は「Diamondcrysta WIDE」ブランドだったが、その後Diamondcrysta Colorブランドに変更されている。本製品はAdobe RGBまでは必要としないが、sRGBの色空間管理が必要で、出費はなるべく抑えたいというユーザーをターゲットとする。
特徴として、ブライトネス、コントラスト、ブラックレベル、色温度、シャープネス、ガンマなどを細かく調整可能。逆にこういった設定に不慣れなユーザー向けに、写真用、CG用のプリセットも備える。また、同社独自の「EASYCOLOR!2」(要ダウンロード)を使うことで、測定器なしでキャリブレーションが行なえる。このほか、12bit LUT、480p/720p/1080i/1080pのAVタイミングに対応する。
主な仕様は、最大表示解像度が1,920×1,200ドット(WUXGA)、最大表示色数が約1,677万色、輝度が380cd/平方m、コントラスト比が900:1、応答速度が5ms、視野角が上下/左右とも178度。
インターフェイスはミニD-Sub15ピンとDVI-D(HDCP対応)。消費電力は最大95W/スリープ時1W以下。本体サイズは568×210.6×487.8(幅×奥行き×高さ)、重量は約7.8kg。スタンドは上下24度、左右45度に角度調節できる。オプションで遮光フードを取り付け可能。本体色はホワイトとブラックの2種類。
(2009年 5月 20日)
[Reported by 若杉 紀彦]