シナノケンシ株式会社は、プレクスターブランドのUSB 2.0外付けCD-R/RWドライブ「Premium2U」(型番:Premium2U/JPB)を6月上旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は19,980円前後の見込み。対応OSはWindows 2000/XP/Vista。
発売中の内蔵型CD-R/RWドライブ「Premium2」の外付けモデル。ノートPCや省スペースPCの普及でPremium2外付けモデルの要望が高く、今回、USB 2.0接続モデルが製品化された。
ヤマハの「AudioMASTER」を搭載した独自ツールの「PlexTools Professional」を添付。AudioMASTERは、通常のCD記録よりもピット/ランドを長くとることで、音質を低下させる原因になるジッターを最小限に抑える技術。高音質なCDの作成だけでなく、長期保存性や再生互換性にも優れるディスク作成が可能という。
このほか、メディアの性能測定やC1/C2エラー、Beta/Jitterテストが行なえる「Q-Check」、メディアをパスワードで保護する「SecureRecording」、メディアのデータを消去する「PlexEracer」、レーザーパワー調整の「VariRec」、CDメディアに998MBのデータを記録する「GigaRec」などの機能を備える。
ハードウェアにも高品質な書き込みのための機構を搭載。メディアの回転中によるブレや揺れを防ぐためにエアフローを改善したほか、ピックアップのコネクタ部分/基板のフレキシブルコネクタに金メッキを施し、亜鉛などの皮膜表面に発生する針状単結晶の「ウィスカ」の発生を最小限に抑える対策を施した。また、電源ノイズを低減させるため、ELNA製の音響用アルミニウム電解コンデンサを電源回路に採用。これにより、サーボ回路にクリーンな電流を供給し、高品質で低ジッターな書き込みが可能という。
書き込み速度と方式は、CD-Rの52/48倍速がCAV、40/32倍速がパーシャルCAV、20/16/8/4/2倍速がCLV、CD-RWの32/24倍速がパーシャルCAV、10/4倍速がCLV。読み込みは16倍速以上がCAV、8倍速以下がCLV。平均アクセスタイムは65ms。バッファ容量は8MB。
本体サイズは156×250×50mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.4kg。ACアダプタ、ACコード、USBケーブル、緊急イジェクトピンなどが付属する。
(2009年 5月 12日)
[Reported by 山田 幸治]