ニュース

もう十分働いた。今後CUDAツールキットからGeForce GTX 900/10などが非推奨に

 NVIDIAは、1月に発表したCUDAツールキット12.8のリリースノートにおいて、廃止または廃止される機能の項目に、非推奨アーキテクチャとしてMaxwell、Pascal、Volta(開発コードネーム)の3つを挙げた。

 コンシューマ向けのGeForceで言えば、MaxwellはGeForce GTX 900番台、PascalはGeForce GTX 10番台にあたる。Voltaはコンシューマ向けではなく、ディープラーニングやAI処理向けの「TITAN V」などとして発売された。

 リリースノートによれば、これらのアーキテクチャの機能実装は完了した状態であると考えており、将来のCUDAツールキットのリリースでは凍結するとしている。現時点のリリースでは対応するが、将来的にサポートが削除される可能性があるとした。

 Maxwellは2014年、Pascalは2016年、Voltaは2017年に登場した。NVIDIAは2021年に、2012年に登場したGeForce GTX 600と700番台の一部であるKeplerのドライバサポートを終了させたことを考えると、これらの製品のドライバによるサポートも終了が近づいている可能性がある。