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macOS Sequoia 15.2提供開始。AI画像生成の新機能やChatGPTとの統合など

Image Playground

 Appleは11日(米国時間)、AI機能「Apple Intelligence」の新機能や多数のセキュリティ修正などを適用する「macOS Sonoma 15.2」を提供開始した。

 本バージョンでは、Apple Intelligenceによる新機能として、ユーザーが自身の写真ライブラリからコンセプトや説明を用いて多彩なスタイルの画像を作成できる「Image Playground」を導入した。また、SiriやライティングツールにOpenAIのChatGPTを統合し、ChatGPTのアカウントなしで機能を利用できるようになった。

SiriやライティングツールにChatGPTが統合

 写真アプリでは、お気に入りアルバムがユーティリティコレクションに表示されるようになり、最近閲覧または共有したアルバムの履歴を消去できるようになった。Safariでは、スタートページに新たな背景画像を追加されたほか、すべてのWebサイトで安全なHTTPS接続を試みる「HTTPS upgrade」が導入され、履歴/ブックマーク/パスワードのインポートとエクスポートが簡素化された。

 セキュリティ関連の更新としては、Apple Software RestoreやAppleMobileFileIntegrity、AppleMobileFileIntegrityなどでユーザーの機密データにアクセスできる問題(CVE-2024-54477、CVE-2024-54526、CVE-2024-54527など)や、AppleGraphicsControlで悪意のあるビデオファイルを解析するとシステムの予期しない終了につながる脆弱性(CVE-2024-44220)、AudioやDisk Utilityで任意のコードを実行できる可能性がある脆弱性(CVE-2024-54529、CVE-2024-54489)などが対処された。