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GMOペパボ、VTuber/配信者向け素材アプリ「Alive Studio」にBGM機能など実装へ

Alive Studio

 GMOペパボは、VTuber/配信者向け素材アプリ「Alive Studio」に、12月にBGM機能などを追加していくことを明らかにした。

 同社は9月に、配信をより身近に、簡単にすることなどを目的とした「Alive Project by GMOペパボ」を立ち上げ。その一環として、配信で利用する素材などを提供するAlive Studioを10月から提供開始している。価格は月額3,300円。

 Alive Studioは、OBS Studioの追加機能として動作。具体的にはOBSのドックとしてOBS内に表示できる。Alive Studioは、背景、前景、小物などの素材や動く背景を1,000点以上収録しており、一覧からクリックするだけでOBSのソースとして追加できる。アニメとコラボした素材も用意されている。

 画像素材が主だが、直近では拍手などの効果音機能が追加され、大喜利などに使えるお題ルーレット機能、時計機能などもある。そして、12月にはBGM機能や、YouTube連携、カウンター機能が追加される。また、効果音機能は現時点ではAlive Studio上でクリックして鳴らす必要があるが、Stream Deckとの連携も開発中だという。

時計機能。スタイルも多数ある
お題ルーレット機能。お題はテンプレートを使うだけでなく、自分でせっていもできる
効果音機能も追加された

 どちらかと言うとAlive Studioは、VTuberを意識した機能/素材が多いが、今後はVTuber以外の配信者に向けた機能も提供していく狙いで、BGM機能やお題ルーレット機能などは多くの配信者が活用できるだろう。

 プレス向けに22日に行なわれた説明会ではAlive Studioを利用しているVTuberの紫央なのはさんが登場。同ソフトを使ってみて、ワンクリックで背景などを変更できるため、たとえば歌ってみた配信で、歌の雰囲気に合わせた背景をすぐに呼び出せるのが魅力的だと語った。

 背景については、クリエイターに発注することもあったが、そうすると1枚で数万円かかることもあり、配信を頻繁に行なう人なら月額3,300円はおトクだと思うともコメント。

 また、今後導入されるBGM機能については、今までは配信で使えるものを探して使っていたが、うっかりクレジット表記するのを忘れそうになったことがあってひやりとしたため、Alive Studioで手軽に利用できるのはありがたいとした。

ゲストとして登場した紫央なのはさん