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再起動不要のWindowsセキュリティ更新「Hotpatch update」

 Microsoftは19日、Windows 11 Enterpriseバージョン24H2向けに「Hotpatch update」(ホットパッチ更新)を導入すると発表した。再起動なしでセキュリティ更新を適用できる機能で、Windows Serverでは2年前から提供されているが、クライアントデバイスにも対象が拡大される。まずはパブリックプレビューとして展開される。

 現行の月例セキュリティ更新プログラムは、適用後にデバイスの再起動が必要となっているが、ホットパッチ更新では、パッチが即座に有効となり、デバイスの再起動を必要としないのが特徴。提供されるセキュリティ更新の内容は、月例更新と同等のものだとしている。

 ホットパッチ更新が導入されると、1月/4月/7月/10月に通常の月例更新が提供され、セキュリティ修正や機能の追加/強化が実施される(再起動が必要)。それ以外の月は、セキュリティ更新のみを行うホットパッチ更新が提供される(再起動が不要)。これにより、Windows Updateによる再起動の回数を12回から4回まで減らせることになる。

 パブリックプレビューの適用に必要な要件は、Windows Enterprise E3/E5を含むMicrosoftサブスクリプションまたはWindows 365サブスクリプション、Windows 11 Enterpriseバージョン24H2(ビルド26100.2033以降)搭載デバイス、Microsoft Intuneとなっている。