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Adobe、クリエイターの作品が勝手に他人やAI学習に使われないようにする仕組み

 Adobeは、コンテンツクレデンシャルを利用してクリエイターが作品を保護できるようにするWebアプリケーション「Adobe Content Authenticity」を発表した。無料パブリックベータ版は2024年11月から2025年2月末に提供予定。

 Adobe Content Authenticityは、コンテンツクレデンシャルの仕組みを利用し、クリエイターが自身のデジタル作品に署名できる無料のWebサービス。画像、オーディオ、ビデオなどをサポートしており、氏名、Webサイト、SNSアカウントなどの情報を付与可能で、無断使用や誤情報から作品を保護する。複数のコンテンツにまとめて適用することもできる。

 また、Generative AI Training and Usage Preference(生成AIのトレーニングと使用に関する設定)と呼ばれる機能も備えており、クリエイターが自身の作品をほかの生成AIモデルの学習に使用されたくないという意思も表明できる。

 コンテンツクレデンシャルは、コンテンツがどのように改変されてきたかを確認できる仕組み。AI生成を使ったフェイク画像などの判別に活用できる。あわせて、この情報を確認するためのツールとして、Google Chrome向け拡張機能や、Adobe Content Authenticity Webアプリ内の検証ツールを提供する。

Adobe Content Authenticity