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ロジクール、液晶付きキーパッドとダイヤルパッドがセットになった「MXクリエイティブコンソール」

 ロジクールは、周辺機器のフラグシップモデルである「MX」シリーズから、クリエイター向けの左手デバイス「MXクリエイティブコンソール」を24日に国内向けに発売する。直販価格は3万2,780円。

 MXクリエイティブコンソールは、9つのディスプレイキーを備えた「MXクリエイティブキーパッド」と、大型ダイヤルを備えた「MXクリエイティブダイヤルパッド」がセットになった製品。ハードウェアを2つに分けることで、利き手や使い方にあわせたデバイスレイアウトを可能にするなど、さまざまなユーザーのニーズに応えられる設計とした。それぞれ単体での使用も可能となっている。

MXクリエイティブダイヤルパッド(左)、MXクリエイティブキーパッド(右)

 MXクリエイティブキーパッドは、9つのディスプレイキーと2つのページングボタンを搭載したデバイス。専用ユーティリティのLogi Options+を通じて自由に機能を割り当てられる。ページングボタンによって最大15ページまで設定ができ、合計で135の機能を割り当ててすぐに呼び出せる。

 PCとの接続はUSB 2.0 Type-Cの有線。ディスプレイの消費電力やデータ伝送に必要な帯域などを考慮し、無線は採用しなかったという。キーパッドの数については、本体を見ることなく操作する場合に最適な数にしたと説明している。

9つのディスプレイキーなどを備えるMXクリエイティブキーパッド
MXクリエイティブキーパッド
やや傾斜の付いた設計
接続はUSB 2.0 Type-C
スタンドも付属する
ケーブルの固定部も備える

 一方のMXクリエイティブダイヤルパッドは、中央に大型のアルミ製ダイヤル、その周囲にローラー、カスタム可能な4つのボタンを配したデバイス。大型ダイヤルによって正確で精密なパラメータ調整が行なえるほか、カスタムボタンでリドゥ/アンドゥなどの操作を簡単に行なえる。こちらもLogi Options+を通じて各操作部分の機能カスタマイズが可能で、ユーザーが利用するツールに合わせて設定できる。

 PCとの接続はBluetoothの無線。最大3台までペアリングが行なえる。電源は単4形乾電池2本。本デバイスでは複数ダイヤルの搭載も検討したというが、ダイヤルが多いと逆に操作性が失われてしまうため、1つのダイヤルで、必要に応じて機能を切り替えるデザインを採用したという。

大型ダイヤルを備えるMXクリエイティブダイヤルパッド
MXクリエイティブダイヤルパッド
こちらもやや傾斜の付いた設計
背面に電源スイッチ
底面には接続先の切り替えスイッチと電池ボックス(単4形乾電池×2)

 両デバイス共通でLogi Options+に対応しており、キーパッドの各ページの設定やダイヤルの感度などを変更でき、アプリケーションごとのプロファイル作成を行なえる。また、Logiマーケットプレイスを通じたプラグインなどの追加機能や、マウスカーソルの周囲にリング上のショートカットを呼び出せるLogi Action Ringも利用できる。

 加えて、Adobe製ソフトウェア向けのプラグインを用意。PhotoshopやLightroomなど6つのソフトではネイティブレベルで、そのほか14以上のソフトではアプリケーションレベルでサポートする。なお、発売時点ではAdobeとのプラグイン連携が提供されるが、公開SDKなども用意し、そのほかのアプリとの連携機能も順次対応が進めていく予定だという。また、Adobe Creative Cloudコンプリートプラン3カ月分の利用権も付属する。

Logi Options+でさまざまなカスタマイズが可能
Adobeソフトとの強力な連携も

 本体サイズおよび重量は、ダイヤルパッドが93.7×92.1×33.8mm/128g、キーパッドが77.9×91.7×25.5mm/96g。カラーはグラファイトとペイルグレーの2色。

グラファイト
ペイルグレー