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ファーウェイ、ランニングフォームや心理状態も測定できるスマートウォッチ

 ファーウェイ・ジャパンは、ハイエンドスマートウォッチ「WATCH GT 5 Pro」および「WATCH GT 5」を10月9日に発売する。

 両機種共通のアップデートとして、これまで個別に分かれていたモニタリング技術をTruSenseシステムへと統合。モジュール設計を改良し、測定精度や速度を向上した。60以上の測定項目に対応するほか、心拍数データと自律神経計測アルゴリズムを通じて、ユーザーの心理状態やストレス値を評価するメンタルヘルスケア機能も新たに加わっている。

TruSenseシステム
メンタルヘルスケア機能も新たに搭載

 心拍数や睡眠、血中酸素レベルといった基本的な健康管理モニタリングに加え、ワークアウト機能では同社製スマートウォッチとして初となるランニングフォームの測定機能に対応。パフォーマンスの向上や怪我のリスク軽減に役立てられるとする。

 また、ワークアウトモード中のフルカラーマップ表示を新たにサポート。ヒマワリ型アンテナシステムを採用することでGPSの精度も向上している。

 そのほか、スマートウォッチ上でのキーボード入力機能やスクリーンショット機能の搭載、アラームや通知表示の改善、ボタンを押すだけで外せるEasyFit 3.0ベルトの採用なども行なっている。

スマートウォッチ単体でランニングフォームが測定できるように
ワークアウトモード中のフルカラーマップ表示が可能に
キーボード入力機能も搭載

WATCH GT 5 Pro

WATCH GT 5 Pro(46mm)

 上位モデルとなるWATCH GT 5 Proでは、46mmと42mmの2サイズを用意。46mmはブラックとチタニウムの2種類で、価格はそれぞれ4万8,180円、6万5,780円。42mmはホワイトとセラミックの2種類で、価格はそれぞれ6万5,780円、8万7,780円。

 サファイヤガラスを使ったディスプレイカバーや超硬質塗装に加え、46mmではチタニウム、42mmではナノクリスタルセラミックをケースに使用することで、高い耐摩耗性や耐擦傷性を実現。ボディ全体にナノ防水塗装を施し、5ATMの防水や40mまでのフリーダイビングに対応したほか、高圧水や高温水への保護規定であるIP69K認証を取得した。

 ボディは、46mmモデルが八角形ベゼルによるシャープでエッジの効いたデザイン、42mmモデルがゴールドリーフベゼルによる丸みを帯びたデザインをそれぞれ採用。画面サイズは前者が1.43型、後者が1.32型で、パネルはともに466×466ドットAMOLEDとなる。

WATCH GT 5 Pro(42mm)
ナノスケールのセラミック粉末をプレス成形して焼き固めるナノクリスタルセラミック
素材や設計、塗装などにより高い耐久性を実現
40mまでのフリーダイビングにも対応

 WATCH GT 4で加わり好評だったというゴルフ機能はGT5 Proでも引き続き搭載するが、新たに3Dのコース全体図やハザードまでの距離、グリーンの傾斜や方向、距離といった情報も表示可能となった。ゴルフマップについては、国内99%以上をカバーするほか、海外のコースにも対応している。

ゴルフ機能も強化(中央がWATCH GT 5 Pro)

 OSはAndroid 8.0以降、iOS 13.0以降をサポート。通常ユース/ヘビーユース時のバッテリ駆動時間は、46mmモデルが約14日間/約9日間、42mmモデルが約7日間/約5日間。ともにワイヤレス充電をサポートする。

 本体サイズ/重量は、46mmモデルが約46.3×46.3×10.9mm/約53g、42mmモデルが約42.4×42.4×9.6mm/約44g。

WATCH GT 5 Pro(46mm、ブラック)
右側面にはボタンとクラウンを装備
ブラックはフルオロエラストマーベルトが付属
センサー部
ベルトはEasyFit 3.0となり、ベルト側のボタンを押すだけで簡単に着脱できるように

WATCH GT 5

WATCH GT 5(46mm)

 WATCH GT 5では、46mmと41mmの2サイズを用意。46mmはブラック、ブルー、ブラウンの3種類で、価格はブラックが3万3,880円、ブルーとブラウンがともに3万6,080円。41mmはホワイトとブルーの2種類で、価格はそれぞれ3万6,080円、3万3,880円。

 ボディ全体に防護塗装を施し、従来モデルと比べて約2倍の耐摩耗性を確保。こちらも5ATMやIP69Kの防塵防水性能を確保している。

 ボディは両サイズともに316Lステンレスケースとガラスカバーを採用。画面サイズは46mmが1.43型、41mmが1.32型で、パネルはどちらも466×466ドットAMOLEDとなる。

 ゴルフ機能はWATCH GT 4から引き続き搭載するが、WATCH GT 5 Proで加わった新機能はサポートしない。

WATCH GT 5(41mm)
5ATMやIP69Kの防塵防水性能を確保

 OSはAndroid 8.0以降、iOS 13.0以降をサポート。通常ユース/ヘビーユース時のバッテリ駆動時間は、46mmモデルが約14日間/約9日間、41mmモデルが約7日間/約5日間。ともにワイヤレス充電をサポートする。

 本体サイズ/重量は、46mmモデルが約45.8×45.8×10.7mm/約48g、41mmモデルが約41.3×41.3×9.5mm/約35g。

WATCH Ultimateには新色のグリーンが登場

WATCH Ultimate(グリーン)

 また、同社が2023年5月に発表したフラグシップモデル「WATCH Ultimate」に新色となるグリーンが登場。発売は10月9日で、価格は14万1,680円。

 緑と白の2色を使ったセラミックベゼルが特徴。ベルトは既存モデルであるブラックやブルーと同様のチタニウムベルト、グリーンの水素化ニトリルゴムベルトに加え、新たにグリーンのコンポジットウーブンベルトも付属。特殊織機による一体型形成で作られており、精密で疎水性や抗菌性に優れるという。

新色としてグリーンが加わる
新たなコンポジットウーブンベルトも付属する

 新色の登場にあわせてゴルフ機能の強化も実施。WATCH GT 5 Proで搭載された新機能に加え、スコアカードなどを表示できる文字盤、傾斜補正やスマートウォッチ単体での最終ショット飛距離確認、おすすめのクラブなどを教えてくれるスイングの提案機能も利用できる。こちらは既存モデルにもアップデートで実装される。

 そのほか、高強度で高硬度、耐腐食性にも優れる非晶質ジルコニウム製筐体、サファイヤガラスのディスプレイカバー、水深100mまで潜れる防水性能/ダイビング機能などといった特徴は、既存モデルと変わらない。

ゴルフのスコアカードが表示できる文字盤も用意
傾斜補正機能
ストロークを検出して最後のショットの距離がリアルタイム表示できるように
おすすめのクラブなどを教えてくれるスイングの提案機能
既存モデルの各種機能や仕様は引き続き備える