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ファーウェイ、100mまで潜れるフラグシップスマートウォッチ。血圧測定できる機種も

WATCH Ultimate

 華為技術日本株式会社(ファーウェイ・ジャパン)は、スマートウォッチのフラグシップモデルとなる「WATCH Ultimate」、血圧計としての機能を備える「WATCH D」、Bluetoothイヤフォンを内部に収納できる「WATCH Buds」の3機種と、身体に取り付けるスポーツ用センサー「S-TAG」を発表した。

WATCH Ultimate

 WATCH Ultimateは、同社の展開している「WATCH GT」シリーズのさらに上位モデルに相当する新たなフラグシップスマートウォッチ。5月26日の発売を予定しており、価格は13万5,080円。すでに予約を開始しており、6月24日までに購入すると、体組成計「Scale 3 Pro」がもらえるキャンペーンも実施している。

 高強度で高硬度、かつ耐腐食性を備える非晶質ジルコニウムを筐体に採用。チタンやステンレスを用いた競合製品と比べ、2~4倍の高い耐久性を謳う。ディスプレイは1.5型466×466ドットAMOLEDで、表面のカバーには全面サファイアガラスを使用した。

 ベルトは軽くて耐久性が高く、海水にも強いチタン合金を採用。表面の酸化皮膜によってアレルギーを引き起こしにくく、熱伝導率が低いのも特徴としている。スポーツ用にHNBR(水酸化ニトリルゴム)のベルトも同梱される(長短2本が付属)。

 強力な防水性能も特徴で、16以上の防水構造に加え、独自の防水フィルタ層、新たな通気膜部品の設計により、音声伝達にも対応した100mまでの防水を実現。ISO 22810防水規格とEN13319潜水機器規格にも準拠している。

 加えて、素潜りのフリーダイビング、水深40m以内のレクリエーションダイビング、水深40m以上のテクニカルダイビングに対応するダイビングモードを搭載。さらに、深度や時間といった基本的なデータのみを表示するスキューバダイビングモードも用意する。Bühlmannアルゴリズムによってダイビングデータを常時モニタリングし、ダイビングの記録だけでなく、減圧症の防止やダイビング後の飛行禁止時間の表示といった安全面もサポートする。

 そのほか、100種類以上のワークアウトに対応したフィットネス機能、5つの測位衛星とデュアルバンドに対応した測位機能、エクスペディション(探検)モードも搭載。心拍数や睡眠、ストレスレベル、血中酸素のモニタリングといった健康管理機能も備える。また、スマートフォンと接続している場合には、Bluetooth通話機能も利用できる。

 バッテリは通常使用で14日間の連続使用が可能。60分でフル充電が可能なほか、無接点充電もサポートする。対応OSはAndroid 6.0以降、iOS 9.0以降。

 本体サイズは約48.5×13×48.5mm、重量は約76g。

WATCH D

WATCH D

 WATCH Dは、腕時計のようにコンパクトでありながら、血圧測定が可能なスマートウォッチ。ウェアラブル血圧計を謳っており、管理医療機器認証も取得している。発売は6月14日で、価格は6万280円。すでに予約を開始しており、6月13日までに購入すると、Scale 3 Proがもらえるキャンペーンも実施している。

 一般的な血圧計は、サイズが大きいため持ち運びにくく、いつでも測定できるわけではない点などがデメリットだとされる。WATCH Dは、血圧測定に必要なカフやポンプなどを腕時計のサイズに搭載したのが特徴で、簡単に正確な血圧測定が行なえるとする。日本人の3人に1人が高血圧患者であるともいわれ、また無自覚な人も多いとされる中、習慣的な血圧測定によって病気の予防に役立てられるとしている。

 圧電式マイクロポンプを内蔵し、オシロメトリック-マイクロカフ方式による血圧測定が可能。独自のTruBP血圧測定アルゴリズムやTruSeen 5.0+心拍モニタリング技術に加え、医療用レベルの圧力センサーや高精度ブーストコントローラ、流体解析シミュレーション工学に基づくデバイス回路デザインにより、圧力測定の誤差を±3mmHgまで抑えており、正確な測定が行なえるとしている。静音性が高いのも特徴。

 測定時には内蔵のモーションセンサーを使って正しい姿勢をリマインドする機能を搭載。ベルトには伸張に強く変形しにくい高分子素材を使用したほか、空気をしっかり送り込める2層式カフデザインを採用した。バックル部分にも強度の高い316L(サージカルステンレス)を使用しており、一度最適なサイズに調整すれば次回以降は装着するだけで計測が行なえる機構も用いている。

 そのほか、最適な時間に血圧測定するためのリマインド機能をはじめ、心拍数や睡眠、ストレスレベル、血中酸素のモニタリング、月経管理といった各種健康管理機能も搭載。70種類以上のワークアウトモードも備える。

 バッテリは1日6回血圧測定をしても、1週間連続での使用が可能だとする。

 本体サイズは約38×13.6×51mm、重量は約40.9g。

WATCH Buds

WATCH Buds

 WATCH Budsは、スマートウォッチとBluetoothイヤフォンとしての2つ機能を持つ製品。2月にクラウドファンディングを通じて発表しており、製品化に至ったかたち。本日5月24日より販売を開始しており、価格は7万1,280円。

 最大の特徴は、文字盤部分が開いて内部にBluetoothイヤフォンが収納できる点。文字盤裏にマグネットで吸着する設計で、イヤフォンの左右は自動で判別されるため、ユーザーは区別する必要はない。

 イヤフォンは八角柱のようなデザインで非常にコンパクトでありながら、4つのマグネットと平面振動板ドライバーによって全音域と高い解像度を実現したという。アクティブノイズキャンセリング機能や、通話時のAIノイズリダクション機能も備える。

 スマートウォッチとしては、80種類以上のワークアウトモードを備えるほか、心拍数や睡眠、血中酸素、ストレスモニタリング、月経管理といった健康管理機能を搭載。イヤフォンを探す機能を用意するほか、文字盤も一新しており、イヤフォンのバッテリ残量も確認できる。

 バッテリ駆動時間は通常使用の場合で、ウォッチとイヤフォンを合わせて3日間、ウォッチのみを省エネモードで使うと7日間。イヤフォンの方は、アクティブノイズキャンセリングオフの場合、音楽再生で4時間、通話で2.5時間。オンの場合、音楽再生で3時間、通話で2時間。

 本体サイズは47×47.5×14.99mm、重量は約66.9g。

S-TAG

S-TAG

 そのほか、腰や靴に装着してランニングやサイクリングのより詳細なデータ分析を行なえるセンサー「S-TAG」もあわせて発表。6月14日の発売を予定しており、価格は9,680円。

 同社のスマートウォッチシリーズ(WATCHシリーズ)と併用することで、ランニング時の手や足、胴体などに対する多角的なモニタリングを実現するセンサー。ランニングでは、腰に装着した場合は平均上下動など、足に装着した場合は平均のピッチやストライド、着地方法などのデータが得られる。腰と足に1つずつ装着することもできる。サイクリングでは、ケイデンスの計測が可能としている。

 本体はIP68準拠の防水防塵設計で、約7.5gと軽量。腰用、足用の装着クリップも付属する。また、バッテリはランニングでの通常使用で最大30日間持続する。

 本体サイズは26×10.6mm(直径×高さ)、重量は約7.5g。