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新macOS対応の仮想化ソフト「Parallels Desktop 20 for Mac」

 Parallelsは10日(米国時間)、macOS Sequoiaに対応した仮想化ソフトウェアの最新版「Parallels Desktop 20 for Mac」を発表した。Standard、Pro、Businessの3つのエディションを用意し、価格は順に1万1,500円/年、1万2,900円/年、1万6,100円/年。Standardでは永続ライセンスも用意しており、価格は1万4,000円。

 Parallels Desktopは、macOS上で仮想マシンを作成しWindowsやLinuxなどを実行できるMicrosoftに承認された仮想化ソフトウェア。本バージョンでは、最新のmacOS SequoiaおよびWindows 11 24H2に対応するほか、14種類のAI開発ツールセットやサンプルコードなどを備えたAIアプリ開発向けの仮想マシン「Parallels AI パッケージ」も提供する。

 MathematicaやNinjaTraderなどのさまざまなアプリやインストーラの性能が向上としているといい、Linux VM内のMacファイルの操作が前バージョンと比較して最大4倍高速化しているという。

 同社は、大規模な仮想環境の管理機能を搭載した企業向けのEnterprise版も2024年後半に発売する。