ニュース

日本HP、Ryzen AI 300搭載でCopilot+ PC準拠のAI PC

HP OmniBook Ultra 14 AI PC

 株式会社日本HPは、Ryzen AI 300シリーズを搭載した14型ノートPC「HP OmniBook Ultra 14 AI PC」を発表した。本日より受注を受け付けており、出荷は9月以降を予定している。価格は29万9,200円から。

 HP OmniBook Ultra 14 AI PCは、ハイパフォーマンスNPU内蔵のRyzen AI 300シリーズを搭載し、最大55TOPSのAI性能を発揮できる14型ノートPC。Microsoftの定めるCopilot+ PCの要件を満たしており、リコールやライブコクリエイター、ライブキャプションといったCopilot+ PC向けのAI機能や、Windows Studio EffectsによるWeb会議支援機能に対応する。加えて、AIツールおよび機能を集約した独自の「HP AI Companion」も備える。

 GPUはRadeon 800Mシリーズへと強化され、ゲームやクリエイティブに関する性能も向上。電力効率も改善され、最大で21時間のバッテリ駆動を実現している。ユーザーのPC利用パターンにあわせてパフォーマンスを最適化するSmart Senseにも対応する。

 また、独自のセキュリティ機能「HP Wolf Security」を個人向け製品として初めて搭載。専用のセキュリティチップにより、サイバー攻撃などからデータを保護できるとしている。あわせて、Microsoft Pluton Security Chipも備えている。

 そのほか、キーボードに触れなくてもハンドジェスチャーで操作できるジェスチャーコントロール、Poly Studioクアッドスピーカー、約900万画素Webカメラとカメラ機能をAIで拡張するPoly Camera Proなども搭載する。

 主な仕様はスタンダードモデルの場合、Ryzen AI 9 365、16GBメモリ、1TB M.2 MVMe SSD(PCIe 4.0対応)、14型2,240×1,400ドット/タッチ対応IPSディスプレイ、Windows 11 Homeなどを搭載。価格は29万9,200円。

 スタンダードプラスモデルの場合、Ryzen AI 9 365、32GBメモリ、1TB M.2 MVMe SSD(PCIe 4.0対応)、14型2,240×1,400ドット/タッチ対応IPSディスプレイ、Windows 11 Homeなどを搭載。価格は31万9,000円。

 ハイパフォーマンスモデルの場合、Ryzen AI 9 HX 375、32GBメモリ、1TB M.2 MVMe SSD(PCIe 4.0対応)、14型2,240×1,400ドット/タッチ対応IPSディスプレイ、Windows 11 Homeなどを搭載。

 インターフェイスは共通で、Thunderbolt 4×2、USB 3.1、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4、約900万画素Webカメラ(Windows Hello対応)、音声入出力などを備える。

 本体サイズは約315×227×16.4mm、重量は約1.57kg。バッテリ駆動時間は最大21時間。