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生成AI処理などを高速化したプロ向けエントリーGPU「NVIDIA RTX A400/A1000」

NVIDIA RTX A400

 NVIDIAは16日(米国時間)、エントリークラスのプロフェッショナル向けGPU「NVIDIA RTX A400」および「NVIDIA RTX A1000」を発表した。前者は5月以降に発売予定で、後者はすでにパートナーを通じて販売を開始している。

 ともにAmpereアーキテクチャを採用したデスクトップ向けGPUで、第2世代RTコア、第3世代Tensorコア、第7世代NVENC(エンコード)および第5世代NVDEC(デコード)エンジンなどを搭載。生成AIやレイトレーシングなどの処理を高速化できるとする。

 NVIDIA RTX A400は、768基のCUDAコア、6基のRTコア、24基のTensorコアを搭載。メモリは4GB GDDR6で、バス幅が64bit、バンド幅が96GB/s、TBP(Total Board Power)は50Wとなっている。DisplayPort 1.4aを4基備え、シリーズ初となる4画面同時出力にも対応した。

 NVIDIA RTX A1000は、2,304基のCUDAコア、18基のRTコア、72基のTensorコアを搭載、メモリは8GB GDDR6で、バス幅が128bit、バンド幅が192GB/s、TBPは50Wとなっている。従来製品からTensorコアが大幅に強化されたことで、Stable Diffusionを初めとした生成AI処理が3倍以上高速化しているという。

NVIDIA RTX A1000