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ライカ監修の1インチセンサー採用「Leitz Phone 3」登場

Leitz Phone 3

 ソフトバンク株式会社は、ライカが監修した1インチセンサーカメラを搭載したスマートフォン「Leitz Phone 3」を発表した。ソフトバンクの独占販売モデルとなっている。

 シャープの「AQUOS R8 Pro」をベースとしたモデル。新たに背面カバーにはダイヤモンドパターンを施したレザー調デザイン、側面にライカレンズを彷彿とさせるローレット加工が施されている。背面の中央に赤でLeitzロゴを配置している。またAQUOS R8 Proのストレージが256GBであったのに対し、本機は512GBと倍増している。

 カメラ機能としては、「LEITZ PHONE 1」の流れを汲む「LEITZ LOOKS」を搭載。このモードでは「SUMMILUX 28」、「SUMMILUX 35」、「NOCTILUX 50」というライカを代表する3本のレンズの名を冠したシミュレーションモードを備え、35mm換算で28mm/35mm/50mmの画角をワンタッチで切り替えできるほか、F1.4(50mmのみF1.2)~F8で絞りの設定も可能。ボケや周辺光量も含めてシミュレートされる。

 フィルタは、既存の「MONOCHROME」、「CINEMA CLASSIC」、「CINEMA CONTEMPORARY」に加え、鮮やかでダイナミックな色彩を実現する「VIVID」と、コントラストを鮮明にしつつ影を明るくする「ENHANCED」の2種類が加わった。

ライカ監修のカメラ。Leitzのロゴも入っている
レンズキャップが付属する
ローレット加工の側面
筆者所持のLeitz Phone 1(左)との比較。LeicaロゴがLeitzロゴになっているのも違い
ブライトフレーム
SUMMILUX 28のシミュレーション
絞りの設定
カラーフィルタ

 搭載レンズは19mm相当だが、標準では35mm換算で24mm相当の画角での撮影となっている。デフォルト設定では画面中央に24mmの撮影範囲をフレームで表示する「ブライトフレーム」方式の撮影となっている。レンジファインダーを彷彿とさせるギミックを再現するとともに、撮影範囲に入る前の被写体の様子を把握できる。

 このほか、マニュアル撮影モードでは、高い建築物などをあおった状態で撮影した際に生じる上部がすぼむ現象を補正する機能「ライカ・パースペクティブ・コントロール」も備える(ソフトウェア補正でトリミング処理)。さらに、シャッタースピードやマニュアルフォーカス、RAWデータの撮影も可能。

 メインカメラのセンサーは約4,720万画素のCMOSだが、「ハイレゾ」を除くモードでは4つの画素を1つにするため、約1,180万画素となる。約190万画素の測距用センサーと、夜のカフェやバーといった温かみのある店内照明下でも、雰囲気のある光と色を正確に再現できるという14chスペクトルセンサーを搭載する。前面カメラは約1,260万画素/F2.3/27mm相当。

 そのほかの仕様は、プロセッサがSnapdragon 8 Gen 2、メモリが12GB、ストレージが512GB、ディスプレイが2,730×1,260ドット表示対応約6.6型Pro IGZO OLED、OSがAndroid 14。なお、発売日から3年間、継続的にOSバージョンアップが適用される。

2,730×1,260ドット表示対応約6.6型Pro IGZO OLED

 インターフェイスはUSB Type-C、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.3、NFC/おサイフケータイ、指紋センサー(Qualcomm 3D Sonic Max」、3.5mm音声入出力。Qiによる充電(2024年5月認証取得予定)にも対応する。バッテリは5,000mAh。本体サイズは約77×161×9.3~12.1mm、重量は約209g。IPX5およびIPX8の防水性能、IPX6Xの防塵性能も備える。