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Google、AI活用の動画作成ツール「Google Vids」。Webベースでリアルタイム共同編集可

 Googleは10日(米国時間)、共同編集可能な動画作成ツール「Google Vids」を初めとした、AIを使ったビジネス向け新機能について発表した。

 Google Vidsは、AIを活用した業務向け動画生成アプリ。Workspace Labsにて6月にリリースを予定している。簡単な操作でストーリーボードが生成され、スタイルを選ぶと、ストック素材の動画や画像、BGMを使ってシーンを提案してくれる。さらに、自分の声やプリセットの声でナレーションを追加することもできる。

 Googleドキュメントなどと同様に、シンプルで使いやすいインターフェイスを備えており、Webブラウザを通じて利用でき、複数人でのリアルタイムで共同編集も行なえる。

Introducing Google Vids

 また、Web会議向けAI機能として、会話のメモを取ってくれるTake notes for me(現在プレビュー中)、Meetのキャプションを自動的に検出して翻訳してくれるTranslate for me(6月リリース予定)などを用意。さらに、2024年後半には、Google Chatでのメッセージの自動翻訳やオンデマンドの会話要約機能なども実装予定となっている。

 これらはAI Meetings and Messagingアドオンとして、1ユーザーあたり月額10ドルにて利用可能になる。

 セキュリティ向けAI機能としては、企業のGoogleドライブ全体のファイルを自動的に分類し、機密性の高いファイルを保護するアドオンを提供。顧客の組織固有のデータでトレーニングしたAIモデルを使用することで、ドライブ内のファイルを継続的に評価、分類、保護する。すでに提供を開始しており、1ユーザーあたり月額10ドルで利用できる。

 そのほか、音声入力でメールを作成できるHelp me write、スプレッドシート向けの新しいテーブル機能、複数の資料を1つにまとめられるドキュメントのタブ機能、Google Chatの収容人数の増加とSlackやTeamsなどとの相互運用性向上、Google CloudのVertex AIとGoogle Workspaceを使ったカスタムAIエージェントの構築なども提供していく。

How Businesses are using Gemini for Google Workspace