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ハイエンドスマホブランド「nubia」が日本上陸。今後の展開や新製品を紹介

 ZTEジャパン株式会社は、ハイエンドスマートフォンブランドnubiaの日本での本格展開を発表し、第1弾となるSIMフリーの5G対応Androidスマートフォン「nubia Flip 5G」および「nubia Ivy」を3月下旬に発売する。

 本項では、同日に実施された事業戦略と新製品の発表会について紹介する。製品のスペックなどについては、既報を参照されたい。

nubia Flip 5G(左2つ)とnubia Ivy(右2つ)

 発表会では、代表取締役社長の周涛氏や取締役副社長 モバイルターミナル事業最高責任者の黄凱華氏、モバイルターミナル事業部 商品企画部本部 本部長の鄧鵬氏が登壇した。

ZTEジャパン株式会社 代表取締役社長 周涛氏

 周氏は、ZTEの日本での事業展開について、2008年の日本市場への進出から16年間、常に市場のニーズに合わせた高品質な製品を提供してきたと強調した。今回のnubiaブランドでのスマートフォン投入は、これまで蓄積された市場ニーズとユーザー体験に関する研究の成果であると語っている。

 同氏によると、ZTEは今後もイノベーション精神をもって、日本のパートナー企業と協力を深め、日本市場にさらに多くの高品質な製品を提供していく所存であるという。また、パートナー企業とともに築いていく未来への期待を示した。

ZTEジャパン株式会社 取締役副社長 モバイルターミナル事業最高責任者 黄凱華氏

 黄氏は、nubiaブランドの事業紹介や日本でのブランド戦略について紹介した。2012年に設立したnubiaは、革新的なカメラ機能に重点を置いたスマートフォンの開発で知られており、スマートフォンのカメラ機能に関する特許数では世界をリードしているブランドであるという。

 代表的なカメラ機能としては、UDC(Under Display Camera)技術や裸眼3D技術、銀河の撮影をスマートフォンカメラで初めて成功させたという星空撮影技術を挙げられ、nubiaブランドのスマートフォンの独自性が示された。

 同氏によると、nubiaでは公式WebサイトやSNSアカウントで情報発信を行なっていくとともに、これらのプラットフォームを通じてユーザーからのフィードバックやアドバイスを積極的に受け入れ、ブランドのさらなる成長を目指すという。

 なお、ZTEはゲーミング向けのRedMagicブランドも投入しているが、日本市場においてnubiaはRedMagicとは異なるZTE傘下のブランドであり、RedMagicとは異なる独自の市場戦略や販売チャネル、アフターサービスを展開するとしている。

代表的なカメラ機能
ZTEジャパン株式会社 モバイルターミナル事業部 商品企画部本部 本部長 鄧鵬氏

 鄧氏は、nubiaブランドから発表された2つの新製品である、nubia Flip 5Gとnubia Ivyについて説明した。

 nubia Flip 5Gに関しては、コンパクトながら大画面であること、折りたたみ式により新しい楽しみ方ができること、高性能なカメラを搭載していることの3点を主な特長として挙げた。

 また、ディスプレイはDCI-P3 100%をカバーし、高品質な視覚体験が可能であるほか、背面は星空をイメージしたガラスデザインを採用し、マットな質感で指紋が付きにくくなっている点も説明した。

 背面に搭載した丸型のサブディスプレイに関しては、カメラ機能やメッセージの確認などができるほか、2Dや3Dの壁紙ペットを表示する機能も搭載していると紹介した。

 nubia Ivyについては、大画面と快適な操作感を特長とし、背面はクリスタルダイヤモンドをイメージした洗練されたデザインを採用していると説明した。

 本機種では、指紋1つ1つに異なるアプリを関連付けて、指のタッチだけで該当アプリを即座に起動する「アプリクイック起動」や、シニア向けの「シンプルモード」などの機能も紹介された。

 同氏はこのほかの共通の機能として、通話中に録音を開始し通話相手にも録音を知らせる「迷惑電話対策機能」も取り上げた。

 発表会では、nubia Flip 5Gとnubia Ivyの実機展示も行なわれた。

nubia Flip 5G
壁紙ペット機能
nubia Ivy