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TikTok禁止法案、米下院委員会で可決

 米下院エネルギー・商業委員会が7日、中国の字节跳动(バイトダンス)に対し、同社が運営する動画投稿サービス「TikTok」を売却するよう求める法案について、全会一致で可決したとして、Reutersなど各社が報じている。6カ月以内に売却しない場合、米国内でのアプリ配信を実質的に禁止されることになる。

 TikTokは以前より、中国政府による情報収集に利用されているとの指摘がなされてきた。今回の法案はこれに対応するためのもので、報道によれば、中国企業がTikTokを所有することによる国家安全保障上の懸念などに対処するために5日に提出され、7日に同委員会が可決した。

 期限までにバイトダンスがTikTokを売却しない場合、AppleやGoogleなどのアプリストアがTikTokを提供するといったことが違法となる。そのため、実質的には米国内でのサービス禁止に相当するものとみられる。

 バイトダンスはこれに対し、TikTokの米国での全面禁止となる法案で、米国ユーザーから表現の自由を奪うものだと指摘している。下院本会議での採決は来週行なわれる見通しだという。