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PC向けGPUの売れ行きが好調。特にIntelが健闘

GPUは3四半期連続の成長

 Jon Peddie Researchは27日(米国時間)に、全世界におけるPC向けGPUの市場動向を取りまとめた。これによると、2023年第4四半期の出荷数は7,620万ユニットに達し、前期比で6%増、前年同期比で20%という好結果に終わったと発表した。デスクトップは1%減となったが、ノート向けは32%増加したという。

 また、2024年から2026年にかけて平均年間3.6%の成長率となり、この期間終了時にはPCへのディスクリートGPU(dGPU)インストールベースは50億台規模になるという。さらに、今後5年間でPCにおけるdGPUインストール率は30%になるとの予測を打ち立てた。

 dGPUのメーカー別市場シェアとしては、Intelが前年同期比2.8%増加となったが、AMDは同1.4%減、NVIDIAは同1.36%減になったという。台数ベースでは、前期比で合計5.9%増加。Intelの出荷台数は10.5%増、AMDの出荷台数は2.9%減、NVIDIAの出荷台数は1.5%減。結果的にIntelが台数とシェアを伸ばした形となった。

 このほか、ビデオカードの市場は直前期比6.8%増加、PC向けCPU市場は直前期比9%/前年同期比24%増になったとし、PC市場は好調に推移。2024年に入ってからも好調に推移しているものの、多くのサプライヤーが次の四半期の見通しを下方修正しているため、それほど楽観視はできないだろうとしている。

GPUのメーカー別シェア