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NEC PC、モバイルモニターにもなる14.5型有機ELタブレット。8.8型も投入

LAVIE Tab T14(T1495/HAS)

 NECパーソナルコンピュータ株式会社(NEC PC)は、ハイエンドAndroidタブレットの新製品として、14.5型有機EL搭載の「LAVIE Tab T14(T1495/HAS)」および8.8型液晶搭載の「LAVIE Tab T9(T0995/HAS)」を15日に発売する。実売予想価格はそれぞれ14万2,780円前後、9万8,780円前後の見込み。

LAVIE Tab T14(T1495/HAS)

 LAVIE Tab T14(T1495/HAS)は、14.5型3,000×1,876ドット/120Hz有機ELディスプレイを搭載したAndroidタブレット。大画面有機ELを活かし、映像コンテンツの視聴だけでなく、コンテンツクリエイションなどにも好適としている。

 SoCにはMediaTek Dimensity 9000を搭載し、メモリは12GB、ストレージは256GBを内蔵。microSDカードスロットも備える。フローティングウィンドウや画面分割などを実現する新UI「One Vision」により、大画面を活用した効率的なマルチタスクを実現できる。

 オプションのデジタルペン2にも対応し、4,096段階の筆圧検知や傾き検知をサポート。「CLIP STUDIO PAINT」の3カ月利用権も付属しており、本格的なイラスト制作にも活用できる。

 また、インターフェイスにUSB Type-Cポートを2基搭載する点も特徴。うち1基は映像出力に対応しており、外部モニターに接続することで画面を複製・拡張して使える。もう1基は映像入力が可能となっており、DisplayPort Alt Mode対応のノートPCなどと接続することで本機をモバイルモニターのように利用できる。

側面下方のUSB Type-Cポートが映像入力に対応
ノートPCと接続するだけで外部モニターモードに自動で切り替わる
PCからは通常の外部モニターのように見える
解像度は3,000×1,876ドット

 OSはAndroid 13。カメラは背面に約1,300万画素+500万画素、前面に約1,300万画素を装備。無線機能はWi-Fi 6E、Bluetooth 5.3で、生体認証は顔認証および指紋認証をサポートする。また、Dolby Atmos対応のJBL製8スピーカーなども搭載している。

 本体サイズは327.8×5.9×210.8mm、重量は約735g。バッテリ容量は12,300mAhで、駆動時間はWeb閲覧時で約6時間。

上側面
下側面
左側面
右側面。USB Type-Cポートを2基備える
背面
背面上部中央にデジタルペン2を装着すると充電が行なえる

 そのほか、オプションの新規アクセサリとして、日本語キーボードやタッチパッド搭載で本機をノートPCのように使える「キーボード&キックスタンド(PC-AC-AD045C)」、スタンドとしても使える「タブレットカバー(PC-AC-AD046C)」も用意。実売予想価格は順に、3万8,280円前後、1万978円前後の見込み。

 なお、スタイラスペンの「デジタルペン2(PC-AC-AD033C)」は既存のアクセサリとなる(直販価格は1万1,880円)。

キーボード&キックスタンド(PC-AC-AD045C)装着時
キックスタンド部分は単体でも使用可能。縦置き、横置きのどちらにも対応する

LAVIE Tab T9(T0995/HAS)

LAVIE Tab T9(T0995/HAS)

 LAVIE Tab T9(T0995/HAS)は、8.8型2,560×1,600ドット/144Hz液晶を搭載したAndroidタブレット。SoCにSnapdragon 8+ Gen 1を採用し、ゲームも滑らかにプレイできるとする。

 ゲーム向けの機能として「ゲームアシスタント」も用意。左ベゼルから右へスワイプすると呼び出せるもので、動作モード(パフォーマンス/バランス/省電力)の切り替え、通知のブロック、バイパス充電の有効化といった機能が利用できる。バイパス充電は電源接続時にバッテリへの充電をせず給電のみとすることで、発熱を抑える機能となっている。

右スワイプで呼び出せるゲームアシスタント。動作モードやバイパス充電の切り替えなどができる

 また、オプションのデジタルペン3を使えば、メモやイラスト作製に便利なペン入力も可能。こちらも4,096段階の筆圧検知と傾き検知に対応し、CLIP STUDIO PAINTの3カ月利用権も付属する。加えて、新UIのOne Visionもサポートしている。

 インターフェイス周りでは、USB Type-Cポートを2基搭載。長辺側と短辺側に1基ずつ備えており、どちらも中央に配置することで、ゲームを遊ぶ際など両手で持ったときでもケーブルが邪魔にならない設計とした。長辺側のポートは映像出力に対応し、外部モニターとの接続に利用可能。短辺側は映像出力に非対応となる。

 OSはAndroid 13。カメラは背面に約1,300万画素+200万画素、前面に約800万画素を装備。無線機能はWi-Fi 6E、Bluetooth 5.3で、生体認証は顔認証をサポートする。また、Dolby Atmos対応のステレオスピーカーなども搭載している。

 本体サイズは208.5×7.6×129.5mm、重量は約365g。バッテリ容量は6.550mAhで、駆動時間はWeb閲覧時で約10時間。

 なお、本機についてはメモリを12GB、ストレージを256GBにアップグレードした直販限定モデル「LAVIE Tab T9(TAB09/Q01)」もあわせて発売する。価格は10万9,780円。

上側面
下側面。映像出力対応のUSB Type-Cポートを装備
左側面
右側面。こちらにもUSB Type-Cポートがあるが、映像出力には非対応
外部モニターへの出力も行なえる
背面

 そのほか、オプションの新規アクセサリとして、上述の「デジタルペン3(PC-AC-AD042C)」に加え、スリットを設け放熱性を確保した「タブレットカバー(PC-AC-AD043C)」、クリアで高感度な「ガラス保護フィルム(PC-AC-AD044C)」を用意。実売予想価格は順に、1万978円前後、5,478円前後、2,178円前後の見込み。

タブレットカバー(PC-AC-AD043C)。放熱用スリットを備える
カバー部分は左右がマグネットで留まっており、左右どちらからも開けるほか、取り外すこともできる
デジタルペン3(PC-AC-AD042C)。USB Type-Cの充電ポートを備える
ガラス保護フィルム(PC-AC-AD044C)。奥はその付属品