FCCL、電子ペーパー「クアデルノ」がフットペダル操作に対応。楽器演奏向け

　富士通クライアントコンピューティング株式会社(FCCL)は、電子ペーパー「クアデルノ」本体のソフトウェアアップデートを6日から提供開始した。今回のアップデートでは、Bluetooth接続のフットペダルによるページめくり機能を追加するなどした。対応機種は「QUADERNO A5 (Gen. 2)」「QUADERNO A4 (Gen. 2)」、動作確認しているフットペダルは「Donner タブレットページターナー」。

　フットペダルによるページめくり機能は、クアデルノに楽譜を入れて音楽演奏を楽しんでいるユーザーからの声を受けて開発したもの。紙の楽譜は演奏時に手でページをめくりにくい、持ち運びの際に重たくてかさばる、また、楽譜をタブレットなどの電子端末を利用しているユーザーからは、液晶画面を長時間見るのは目が疲れる、演奏会場で液晶画面の光が気になる、バッテリがもたないといった声があり、クアデルノの「軽い」「薄い」「長時間駆動」といった特性は楽器演奏に好適としている。

　また、ページの先読みができる「ページ送り順設定」も実装。楽器演奏における「現在弾いている譜面の位置よりもさらに少し先を確認したい」というニーズを満たすもので、紙の楽譜では実現が難しい機能でもあるという。