ニュース

10Gbps回線や充実のゲーム環境を誇るeスポーツ施設が上野に。初めての配信体験に最適

 KDDI株式会社は26日、東京都台東区上野のau Style UENOに新設したeスポーツ施設「esports Style UENO」の完成披露発表会を実施した。同施設は、10Gbps固定回線やASUS製のゲーミングPC、ゲームおよびイベントの配信設備などを完備したeスポーツ施設で、2月1日より開業する。

 esports Style UENOは、同社のインターネット網へ直接接続することで高い信頼性と品質を実現したという10Gbps固定回線を導入したeスポーツ施設。ASUS JAPANがプラチナスポンサーとして、ゲーミングPCに「ROG STRIX HELIOS」の施設オリジナルモデルや日本未発売の「ROG STRIX G13CH」を設置するほか、モニターやゲーミングデバイスなどをすべてASUSブランドで統一したゲーム環境を提供する。

10Gbps固定回線を導入
ASUS ROG製品によるPC環境を用意

 施設には、最大140名が参加でき、294型のLEDビジョンと最大10名のゲームプレイ画面を同時投影できる13台のモニターを備えた「eスポーツイベントエリア」や、個人向けゲームブース「MeetUp」、実況配信ルームなどを用意する。

esports Style UENO
オープンゲームブース
eスポーツイベントエリア(オープンゲームブースと同エリア)
MeetUp
実況配信ルーム

 個人での利用料金は、オープンゲームブースが1時間528円から、MeetUpが1時間4,400円から、実況配信ルームが2時間1万1,000円から。同施設では、au Payの利用で20%オフとなる割引を常時開催する。営業時間は11時から21時。

 発表会冒頭では、同社 執行役員 パーソナル事業本部 コンシューマ営業統括本部 副統括本部長の佐々木正見氏や、同社 パーソナル事業本部 コンシューマ営業統括本部 コンシューマ営業統括2部 商品推進部長の砂金智彦氏が登壇した。

KDDI株式会社 執行役員 パーソナル事業本部 コンシューマ営業統括本部 副統括本部長 佐々木正見氏
KDDI株式会社 パーソナル事業本部 コンシューマ営業統括本部 コンシューマ営業統括2部 商品推進部長 砂金智彦氏

 佐々木氏は、esports Style UENO開業の理由として、コロナ禍を経て拡大した国内のeスポーツ市場にビジネスチャンスを見出したことや、従来の販売チャネルではアプローチできなかった、Z世代を中心とした顧客との接点を本施設により拡大することを挙げた。

 同氏は、esports Style UENOをハブとしてeスポーツファンの裾野を拡大してeスポーツ市場を発展に貢献していくとともに、同施設をきっかけとした同社の既存事業への相乗効果を図っていくと述べた。

 砂金氏は、「“好き”が私を強くする」がキーメッセージのesports Style UENOの施設紹介として、こだわりぬいたゲームプレイ環境や配信環境について説明した。PCの周辺機器がすべて10Gbpsに対応している点や、さまざまなニーズに応えられるブースの準備、高品質なイベントをサポートする設備など、施設の特徴を強調した。同氏は、同施設によって、ネットワークとハードウェアの両面から最高のゲームプレイ体験をバックアップしていきたいと語った。

 発表会では協賛企業から、株式会社DetonatioN 代表取締役社長の梅崎伸幸氏、ASUS JAPAN株式会社 システムビジネス事業部 コンシューマ事業本部 営業部 部長の加藤聖士氏、株式会社オカムラ オフィス環境事業本部 マーケティング本部長の眞田弘行氏、株式会社ノートンライフロック マーケティング部 部長の古谷尋氏も登壇した。

株式会社DetonatioN 代表取締役社長 梅崎伸幸氏

 梅崎氏は、DetonatioNがesports Style UENOのコミュニティビルディングパートナーとして連携するうえで年間を通して実施する活動を紹介した。DetonatioNは同施設において、大会やイベントを実施するほか、コミュニティへのサポート、施設限定のグッズ販売、ファンイベントの主催、eスポーツに関する教育および育成を行なっていくと述べた。同氏はこの5つの活動を通じて、eスポーツ業界を盛り上げていくとした。

ASUS JAPAN株式会社 システムビジネス事業部 コンシューマ事業本部 営業部 部長 加藤聖士氏

 加藤氏は、ASUS JAPANがesports Style UENOのプラチナスポンサーとして参加した背景について述べた。協業に至った理由としては、ASUS JAPANがこれまでZ世代へのアプローチの不足やROG製品をフルに体験できる場の不足を課題と感じていたことを挙げており、次世代を担う若者にeスポーツの楽しさを伝えていく同施設の事業に共感したために連携したと語った。

 なお、ASUS JAPANは、esports Style UENO開業記念のSNSキャンペーンを1月29日から2月2日に実施する。

 眞田氏および古谷氏は、esports Style UENOに提供する自社製品を紹介した。株式会社オカムラからはさまざまなゲームのプレイスタイルに応じた姿勢をサポートするプロ仕様で同施設オリジナルカラーのゲーミングチェア「STRIKER SEATING EX」などが、ノートンライフロックからはプレイ中のパフォーマンスを落とすことなくPCを保護できるゲーマー向けのセキュリティソフト「ノートン 360 for Gamers」が提供される。

 発表会では特別ゲストとして、イベントMCを務める野々宮ミカさん、格闘ゲームプロゲーマーの板橋ザンギエフさん、ゲーム実況者のドンピシャさん、タレントの倉持由香さんも登壇し、トークセッションや施設紹介などが行なわれた。

 トークセッションでは、esports Style UENOの第一印象について、便利な立地やカフェ併設の良さ、オシャレな内装などが語られた。また、同施設に訪れる人々に向けて、配信体験をぜひ行なってほしいと推奨する声が挙がった。

野々宮ミカさん
板橋ザンギエフさん
ドンピシャさん
倉持由香さん

 発表会後の内覧会では、実際に提供されるゲーミングPCおよび周辺機器の展示や、10Gbps固定回線のスピードテスト、併設するカフェ「BLUE LEAF CAFÉ」についての紹介などが行なわれた。

個人向けゲームブース「MeetUp」
実況配信ルーム
ゲーミングPC「ROG STRIX HELIOS」および「ROG STRIX G13CH」
同施設で使用できる製品
回線のスピードテスト
併設カフェ「BLUE LEAF CAFÉ」