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Chromeに生成AI機能が追加。タブ整理や文章作成支援など

 Googleは23日(米国時間)、WebブラウザのGoogle Chromeに新たな生成AI機能を追加すると発表した。米国を皮切りに、バージョン121のリリースより順次利用可能となっており、設定内の「Experimental AI」(実験的なAI)のページより有効化できる。

 実装されたAI機能は3つ。1つ目は類似するタブを自動的にグループにまとめてくれる機能。使用すると、ユーザーが開いているタブから、似た内容でグループ化できそうなタブを一覧化して提案してくれるもので、タブグループを作ることもできる。内容に応じたグループ名や絵文字もあわせて提案してくれる。

類似するタブを自動的にグループ化できる機能

 2つ目は独自のテーマを作成する機能。Pixel 8シリーズに実装されたAIによる壁紙生成機能をChromeにも導入したものになる。専用のカスタマイズメニューから、項目をいくつか選ぶだけでテーマをAIが作成してくれる。

AIで独自のテーマを作成する機能

 3つ目は文章の作成支援機能。テキストボックスやフィールドで右クリックし「Help me write」を選ぶと呼び出すことができ、いくつかの単語や簡単な文をAIに渡すと、それを元に文章の下書きをしてくれる。こちらは2月のアップデートで実装予定だとしている。

文章の作成支援機能

 なお、これらの機能は現状では実験的に提供しており、組織や教育機関のアカウントでChromeにサインインしている場合、利用できない。同社ではAIモデルGeminiの統合なども今後予定しているという。