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Seagate、AI監視カメラ向けの24TB HDD。CMR方式でヘリウム封入

 米Seagate Technologyは12日(現地時間)、AI監視カメラ/エッジセキュリティ向けの大容量HDD「SkyHawk AI 24TB」を発売した。米国での価格は599.99ドル。

 データセンター向けの「Exos X24 24TB」に続く、CMR方式を採用しつつ24TBを実現したHDD。大容量データを保存するエッジセキュリティ向けとしており、ネットワーク経由で送られてきたビデオの録画(ネットワーク・ビデオ・レコーダ:NVR)用途に最適化した。

 具体的にはHDビデオカメラ64台からのストリームに加え、32のAIストレームを同時に記録でき、1万時間におよびビデオの記録と、常時AIによる分析といった重い負荷に耐え、独自の「ImagePerfect AIファームウェア」により、フレームドロップをゼロにするという。

 また、250万時間のMTBFと年間550TBワークロードに耐える高信頼性も特徴で、「SkyHawk Health Management tool」により現在の使用状況などを管理できる。このツールには「RAID RapidRebuild」機能も備わっており、標準的なドライブより3倍高速にRAIDボリュームをリビルドできるという。さらに、5年間の保証や3年間のデータ復旧サービスも付随する。

 ドライブはヘリウムを封入している。インターフェイスはSATA 6Gbpsで、最大転送速度は285MB/s、キャッシュは512MB。