Twitch、韓国から撤退。コストが極めて高額なため

　Twitchは、2024年2月27日(韓国時間)をもって、韓国でのTwitchのサービスを終了することを発表した。撤退の主な理由としては運営コストの増大を挙げている。

　同社はこれまで、韓国においてP2Pモデルでの配信や画質を最大720pに制限するなど、サービス存続のためのさまざまなコスト削減策を実施してきたが、韓国におけるネットワーク料金が諸外国と比べ約10倍高額であり、同社は韓国において多額の損失を計上したといい、撤退を決めたという。

　2月27日以降、居住国に韓国を選択した配信者は収益化ができなくなり、同国の視聴者はTwitchでの購入が不可能になる。国外のユーザーに対しては、2024年3月27日までの期間中、韓国のTwitch配信者へのサブスクリプションの払い戻しを行なっている。

　同社は韓国のTwitch配信者への支援として、ほかのライブ配信サービスへの移行をサポートするという。同社CEOのDan Clancy氏は、今回の撤退は特殊なものであり、苦渋の選択であったと述べている。