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指先のタブルタップでApple Watchが操作できるように。「watchOS 10.1」提供開始
2023年10月26日 14:27
Appleは、スマートウォッチ向けOSの最新版「watchOS 10.1」の提供を開始した。Apple Watch Series 9およびUltra 2では、新たにダブルタップのジェスチャ操作が可能になる。
今回のアップデートでは、一部の機種でダブルタップのジェスチャを追加。Apple Watchを装着している方の手で親指と人差し指を2回タップ(指先同士をぶつけるような動作)することで、本体を操作できる。Apple Watch Series 9およびUltra 2が搭載するS9プロセッサとNeural Engineによって実現しており、これら2機種のみで利用できる。
電話の応答や終話をする、通知からメッセージを表示する、タイマーやアラーム、ストップウォッチを操作する、カメラリモートでiPhoneのシャッターを切るなど、さまざま操作に対応。片手が塞がっているような状況で役立つとしている。
そのほか、iPhoneやApple Watchを近づけて連絡先を簡単に交換できるNameDropの追加や、天気の都市がiPhoneと正しく同期されない問題の修正などを実施。セキュリティ関連では、アプリが高精度な位置情報を読めてしまうFind Myの脆弱性(CVE-2023-40413)や、天気アプリがユーザーの高精度な情報にアクセスできてしまう脆弱性(CVE-2023-41254)などに対処した。
watchOS 10.1のパッチノートは以下の通り。
watchOS 10.1
- ダブルタップジェスチャを使って通知やほとんどのアプリの基本アクションを実行でき、電話に出たり、ミュージックの再生や一時停止を行なったり、タイマーを止めたりすることなどが可能(Apple Watch Series 9とApple Watch Ultra 2で利用可能)
- NameDropにより、自分のApple WatchをiOS 17が搭載された相手のiPhoneまたはApple Watchに近づけるだけで、初めて会った人と連絡先情報を交換することが可能(Apple Watch SE 2、Apple Watch Series 7以降、およびApple Watch Ultraで使用可能)
- マイカードをコンプリケーションとして配置して、NameDropに素早くアクセスすることが可能
- ホームアプリの気象セクションに何も表示されないバグを修正
- AssistiveTouchをオフにすると、選択部分の白い枠線が予期せず表示される問題に対応
- “天気”の都市がiPhoneとApple Watchの間で同期されないことがある問題を修正
- ディスプレイにスクロールバーが予期せず表示されることがある問題を解決
- 一部のユーザーで高度が正しくないバグを修正